カテゴリー「中村九郎」の4件の記事

2007年7月29日

「2007年上半期ライトノベルサイト杯」自分の投票へのコメント

2007年上半期ライトノベルサイト杯投票〆切ですね。主催された平和の温故知新さんご苦労さまでした。

順位は最終日の駆け込み投票でも大きな番狂わせは無く順当に決着したみたい。

投票した以後に新たに読んだ対象作品(対象期間に発売されたライトノベル)はそこで2位に付いてる『ミミズクと夜の王』とこっちのリストに入れておいた『女皇の帝国 内親王那子様の聖戦』の2冊ですが、入れ替えて差し込みたくなる程の作品ではなかったので無問題。(どちらも読んだ内で中位には入る良作だとは思いますが)

締め切りも過ぎたので保留しておいた自分の投票作品へのコメントを。

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2007年6月19日

樹海人魚:中村 九郎

樹海人魚かなりまともになったよ九郎先生!

これであとは、一寸分かりずらい描写を補正して補強すれば普通の小説並みになるよ! ……それやると厚みが倍になるとは思うけど。(笑)

今までの作品と違い話をシンプルにして、主人公対ヒロイン関係に重点を置いたせいでか、とても読みやすくなりましたね。(あくまで中村九郎にしては、ですが)

あと、今作は中村九郎作品で初めてイラストがぴっしりと決まってる感が。あくまで作品との相性の問題で、今までのイラストそのものが悪いわけではないですけれど。

羽戸らみ(RAMI)イラスト作品

2007年6月 8日

アリフレロ キス・神話・Good by:中村 九郎

アリフレロ副題にもあるように神話的構造を強く意識した作品なのだけれども、恐らくは作者の資質がそういう、設定やらストーリーやらキャラクター性やらを重視するものとは相性が悪いのではないかと思えてしまいます。

キャラクターが触れ合う部分は鮮烈で、個々のキャラクターを駆動する情動の切実さは(舌足らずな表現にもかかわらず)強く切ないものなのに。

ライトノベル的粉飾が突っ込み所を増やしスピード感を削ってしまっているのがもったいない。かといって(商業的要求を抜かしたとしても)そういった補剤抜きにして作品を構築できるのかというと心もとない作者だし。

ライトノベルのレーベルのままでいいから一切の伝奇要素を排除した作品を書いてみるか、あるいはハヤカワ文庫JAあたりでライトノベルに囚われない作品を書いてみるかしたのを読んでみたいです。

関連作品・記事

冬の巨人:古橋 秀之
世界観という意味での神話的構造のリアリティの出し方は優秀な作品。しかしそれに使われてしまってRPG的(あるいはスタジオジブリ的)箱庭に留まっている感が。
二四〇九階の彼女:西村 悠
世界構築とキャラクターと作品構造が見事にテーマに縮約。2冊である構成と出し惜しみしないストーリーと使い捨てを辞さないキャラクターの扱いあればこその作品なのであまり比較対象にはならないですが。
レギオン きみと僕らのいた世界:杉原 智則
もう少しキャラクターの扱いに丁寧さがあれば。でもアリフレロみたいな「天然物」を見てしまうと、それをこれの作者に求めるのは酷かなと思えてしまう。
喚ばれて飛び出てみたけれど:丸本 天外
これも中村九郎と同様、ある意味天然な作者による秀作。さすがにアリフレロよりは遥かにまとまっていますが、それが故かあっさり打ち切り。残念。
琥珀の心臓:瀬尾 つかさ
キャラクターが神話になる、という意味では同様の名作。ただし中村九郎のそれがあくまで運命の問題なのに対して瀬尾つかさのそれは意思の問題。資質としては正反対の作家か。
ロクメンダイス、:中村 九郎
今作はこれに比べれば遥かに進歩しましたね。いくらなんでもこれと比較するのはアレだという事はともかくとして。
レジンキャストミルク:藤原 祐
教科書通りの作品。人工物では天然物に勝てない例として。
絶望系 閉じられた世界:谷川 流
本作の主題「アリフレロ」をほぼ完璧な形で造った作品。でもそれだけ。分かりやすすぎるくらいに分かりやすい作品ではあるのですが、それだけに「分かるだけ」で実感しずらい。テーマを継承する『ボクのセカイをまもるヒト』や『分裂』以後の『涼宮ハルヒの○○』でどこまでそれを追求できるでしょうか。

2005年10月28日

ロクメンダイス、:中村 九郎

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イラスト:dow HP『Soft landing

出版:富士見書房 富士見ミステリー文庫 (紹介, コラム)

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