相関図ジェネレータでみっくみく
相関図ジェネレータでいろいろ作ってみたよ。
あとこれの他に『暴風ガールズファイト』と『キミキス pure rouge』については各記事に追加で入れておいたので暇と興味がありましたら見てやってください。
相関図ジェネレータでいろいろ作ってみたよ。
あとこれの他に『暴風ガールズファイト』と『キミキス pure rouge』については各記事に追加で入れておいたので暇と興味がありましたら見てやってください。
オフィシャルなものに限って「○○」に入るやつをリストアップしてみました。
うわぁーお! 電撃!!イージス5のファンアートなんて初めて見たよ!! ていうか涼宮ハルヒの~以外の谷川流作品のファンアートなんて初めて見たよ。(CG定点観測で検索しても絵師さん当人のやつしか出てこないし)
これは良いツンデレですね。李里かわいいよ李里。
谷川流を語るに色々な着眼点があると思うのですが、メタフィクションだの装置だのの表層構造を語っても今世紀となっては語るまでもない事ですし、ミステリーとしてははっきり失敗してばかりだし、SFについては「手垢の付いた」という形容が付く代物だしで、無知なアニメオタクを煙に巻くアイテムとしては別として、マーケットではなく作品を語るには役不足な要素ばかり。やはり谷川流を語るなら、妹。そして猫。さらに言えば、失敗している幼馴染。その影から現れる告知者。これでしょう。
イージス5 はデビュー作だけあってこれらの要素が綺麗に揃っていますね。
李里はもちろん主人公逆瀬川秀明の実妹なわけですが、実はイージス5(いや作中でこういうチーム名が出ているわけではないですが便宜上)の面子は皆、秀明の祖父の家に生活込みでやっかいになっているという点、そして任務において彼の指示を乞うという点で秀明の妹の位置に居る事になります。重要なのは、彼は父でも上司でもなくあくまで兄だという所。父や上司の立場は不在の祖父逆瀬川博士のもので、彼はなりゆきで不安定な保護者の地位を押し付けられているだけ。妹キャラはそのキャラそのものというより主人公の、兄(並列の関係ながら責任と面倒を押し付けられる)としての特性を明確にするための存在になります。ですので往々にしてその機能が2人(かそれ以上)のキャラに分けられるわけで。涼宮ハルヒの~におけるキョン妹と涼宮ハルヒ、学校を出よう! 1 における高崎佳由季に対する生者と死者の双子の妹。絶望系における杵築に対する烏衣ミワと死神もこのバリエーションですが、ここでは最後に告知者に転化して建御の方に責任を押し付けるという凝った構成でセルフパロディーをからめ作品テーマに繋げています。実と虚の妹。最新シリーズのボクのセカイをまもるヒトにおいては兄妹と限らずに、実生活を弟である主人公朝凪巽に頼る物語の影のフィクサーな姉の朝凪津波と5メートル以上離れると半径30キロメートルを道連れに自爆するロボット妹猫子の、それぞれ告知者と猫の役割を兼ねる洗練された形態に到っています。
怪異が日常を侵食する象徴。イージス5 においては作中での一切合財の騒ぎの原因であり結果であり拠点でありつまり象徴である逆瀬川博士の家が猫屋敷と化しています。涼宮ハルヒの~においても喋ったり宇宙的生命体に憑かれたり。そしてボクのセカイをまもるヒトではロボット妹。単なる怪異でなくその愛すべき存在感により怪異を日常化してしまう、それが猫。そして唯一猫の存在しない絶望系では、怪異はそのまま絶望に。
失敗している、の意味は二通り。まず作中で読者が感情移入すべきキャラ立てに失敗。そして幼馴染ヒロインとして主人公の攻略に失敗。ここで幼馴染と言うのは広い意味で、ギャルゲー界における用語での「再会型幼馴染」や、「近親相姦に踏み込まない姉妹」も含みます。つまり谷川流における主人公は怪異と共に出合ったヒロインに惹かれ、過去の女とは恋愛成就しない、というパターンが確定してしまっていて、それが一般的なラブコメパターンつまり三角関係を機能させ難い原因になっています。また同様のロジックで「馴染みの同級生」も恋愛対象から外れてしまい、ボクのセカイをまもるヒトにおける森村千夏のように邪推からめて外部視点を出すだけだったり、涼宮ハルヒの憂鬱における朝倉涼子のように……。
作中で何らかの勢力や思想の代弁者として語る者。涼宮ハルヒの~における宇宙人、未来人、超能力者とか、ボクのセカイをまもるヒトにおける《妖精》、《剣精》、《魔術師》とか、絶望系における天使、悪魔、死神、とかの固有名以外の抽象名が付随する場合が多いです。イージス5 におけるガニメーデスのように主人公の傍らで解説しまくりの場合と、逆瀬川博士や黒○○のように重要な場面に唐突に登場して解説する場合とがあります。谷川流作品の「味」を形作っている重要な存在ですが、設定や状況を体現はしても作品テーマそのものとは深く関わらない場合が多いです。有り体に言って、煙幕。
涼宮ハルヒの~以外の谷川流作品も流行ってほしいですね。特にこのイージス5 はハルヒの下のドジョウを狙うにはいいアイテムだと思うんだけど……主人公とヒロイン群の年齢差が問題かな。でも李里を早めに出して秀明を高校生にしたりすればかなりいけると思うけどね。
(サイドバーの「読んだもの」より移動)
関連:涼宮ハルヒの動画
読んだもの:『涼宮ハルヒの陰謀』, 『絶望系 閉じられた世界』, 『涼宮ハルヒの動揺』
イラスト, 巻末企画『裏いーじす・まんが』:後藤なお 『GALAXYS CHILD HOMEPAGE』 (発売告知)
出版:MediaWorks 電撃文庫 (紹介)
(サイドバーの「読んだもの」より移動)
シャミセン1号とキョン妹が活躍……はしないけれどもいっぱい登場して満足。
直前に読んだのが同じく「他人の意思ではなく自分の意思を生きる事」がテーマであった『鏡像の敵』というあたり相手が悪すぎるのですが、こちらの方は比較してSFという道具に使われてしまっているのが如実に。まあSFという表現を使って何かを表現出来るまでに達している神林長平レベルの作家は例外的少数ですので、単なるガジェットで終わらせず設定の深化をキャラクターの心情の進化とリンク出来ているだけでも褒めるべきなのでしょうが。
「キョンくんはどっちだと思う? 未来人か宇宙人だったら、どっちがいい?」
次は『朝比奈みくるの純愛』とか『長門有希の初恋』とかになるのか? いや『涼宮ハルヒの恋愛』でもいいけど。
2005年9月 4日 (★★★)読んだもの: 前巻『涼宮ハルヒの動揺』, 『絶望系 閉じられた世界』
イラスト:いとうのいぢ HP
ザ・スニーカー2005年10月号にて
『涼宮ハルヒ』アニメ化企画進行中!
だそうな。
よりにもよって一番アニメ化しやすそうに見えても一番アニメ化が難しいこれをアニメ化しなくても『バイトでウイザード』とか他に無難な玉がいくらでもあるだろうに。(アニメ化でなくてマンガ化でもそうだけれども)主人公のキョンとヒロインのハルヒが同列に対象化されてしまうと作品の意味そのものが消えてしまいそう。そこらへんが同じくエキセントリックなヒロインの自己実現がテーマになっている『ヤマモト・ヨーコ』あたりとの違いだと思うし。心配。
でも肝要の1巻の分をマッハで終わらせて、あとはだらだらと日常コメディー、というノリにすればなんとかなるかも。OVA『雪風』のやり口。って見たくないなそんなの。
いっそキョンは画面にも出さず台詞も無く、キョン以外の登場人物からの語りかけだけで話を進行するとか……って他はともかく長門相手だと無理があるか。
ところで、アニメ化のついでに
「涼宮ハルヒ」少年エース11月号(9月26日発売)よりコミック連載スタート!
(サイドバーの「読んだもの」より移動)
イラスト:G・むにょ HP
出版:MediaWorks 電撃文庫 (紹介, エッセイ)
David Brin IDOLM@STER Joe Buff John Scalzi KEI LaLaVoice Python TRAVELLER VOCALOID あきさかあさひ おかゆまさき ととねみぎ ゆずはらとしゆき わかつきひかる アサウラ アニメ・コミック ウェブログ・ココログ関連 グルメ・クッキング ゲーム シゴフミ ツガノガク ニュース パソコン・インターネット 一柳凪 三木遊泳 中岡潤一郎 中村九郎 丸本天外 伊藤計劃 伊都工平 佐々原史緒 佐野しなの 冬樹忍 厚木隼 原口美奈子 友野詳 古橋秀之 吉田親司 城崎火也 学問・資格 山川進 庄司卓 御門智 携帯・デジカメ 文化・芸術 旅行・地域 日坂水柯 日記・コラム・つぶやき 時野つばき 書籍・雑誌 木ノ歌詠 杉原智則 柴村仁 栗本薫 桐原小鳥 桜庭一樹 水瀬葉月 海猫沢めろん 海野十三 淺沼広太 瀬尾つかさ 琴音らんまる 田村登正 神代明 神林長平 竹宮ゆゆこ 笹本祐一 筒井康隆 篠崎砂美 紅玉いづき 経済・政治・国際 結城浩 羅門祐人 美少女 荒川工 藤原祐 西村悠 谷川流 野尻抱介 雑賀礼史 音楽