がくっぽいどとシンデレラ・ロマンスと
なんというプロの犯行w いやぁ痛快だなぁ。
初音ミク界隈のアレやナニをどう言説すべきか言い悩んでいたのですが、なんか考え違いをしていたなぁと実感。いやここらへんの人たちのあれやこれというよりも、某宇宙飛行士漫画の主人公の台詞を読んだ時に実感したのですけど。
月姫とかが出たばかりの2000年あたりの頃ならともかくとして、初音ミクが出た後の今の時点で未だにアレな人はもう手遅れだから、そういう人にいくら説明しても無意味なんですよね。つまり。
三浦氏のあの行動を見て「三浦氏上手くやったな」ではなくて「業界の慣例を乱すからけしからん」としか思えない人って結局は、印税を稼ぐという思考がなく原稿料という概念でしか思考できない万年労働販売者でしかないわけで。というかそれってそもそも「TVCMって何で無料なんだろう」という疑問すら抱 いていなかったという事なのでしょうし――というような事はそれこそ出版や放送という前世紀なメディアですらそうであって。ましてや CGM という場であれば……。
「万国の労働者よ団結せよ」から「出口がない」論までの前世紀な頭では今のプロもアマも無い CGM の世界は理解できないんだろうなぁ。あるいはメディアではなくてコンテンツ(とそれに紐付けられた課金システム)しか見ていない、とでもいうべきか。
もう今世紀にはとらのあなとVectorとニコニコ動画があればよくて、他の業者は滅びてもいいんじゃないの? (もちろんこれは反語。他の業者も負けないようにやり口をパクりましょうね、ってこと)
現実というのは万人がシェアする唯一のフィクションだから、現実のほうを進めて行けば、おのずと万人がそれを理解する事になるわけで。もうそれにどう適応するか、という段階になっているんだよね。恣意というよりも偶然の成功の集積である初音ミクというのは多分、そういうものの象徴、なんだろうなぁ。
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