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2007年11月16日

「ルイス・キャロルはお好き?」

スナーク狩り[bk1]
 不思議の国の論理学  ちくま学芸文庫[bk1]
著/一柳凪 イラスト/ヤス
内蔵をきれいに抜き取られた死体が相次いで見つかり、殺人鬼の影に怯える街。記憶を失った少年・鴫沢巽は、美術室から現れた少女に突如、右腕を斬断される。洋館で目醒めた彼は知る――世界を反転させる力の存在を。そして少女は語る……「ルイス・キャロルはお好き?」

(小学館::ガガガ文庫:刊行予定2007年12月の刊行予定 より)

 今年の新人で個人的に一番の期待な一柳凪氏の新作が12月に早速登場。やったね。

 これは「メイド支援」の方じゃなくて、デビュー作『みすてぃっく・あい』のあとがきで 馬的思考に基づいて馬車馬のごとく鋭意生産中 とあった方やつのですね。記憶喪失世界の反転美術室に少女に「ルイス・キャロル」と、『みすてぃっく・あい』と重なりそうなネタ満載なんですが設定に関連があったりするのでしょうか?

 五日性滅亡シンドローム  1  MANGA TIME KR COMICS[bk1]

 犯人イラストは前作での狐印氏と同様のほほんな感じが特徴のヤス氏と。これで殺人鬼がどうこうという話とは、どんな感じに仕上がるやら。

 みすてぃっく・あい  ガガガ文庫[bk1]

 「(1)」とあるからシリーズ物の第1作ですか。賞への応募作ではない最初からプロの作品として編集と協議の上で出版される新シリーズですから、作家当人のみならずガガガ編集部の気概も量られるところ。ガガガ文庫は出版開始の前に新人賞の募集をして、その上位陣から創刊と同時に刊行開始でしたからガガガ文庫としてのカラーというのもまた見えなかったですが。こうして自前新人賞受賞者のプロとしての初の新作が出始めたわけですから、これからはそのカラーが見えてきそうですね。そういう点からもこの新シリーズには期待してしまいます。

期待中な方々

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