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1941 皇国占領!
祖国存亡の危機に 邪悪な赤き帝国へ
精強艦隊を率いて 少女は戦いを挑む
内親王眞子那子様大活躍。舞台は1941年12月8日、と史実での太平洋戦争開戦日にあわせてありますが奇襲を仕掛けたのは大日本帝国ではなくソビエト連邦。独ソが同盟を組み合衆国と日本は友好関係にあるという第二次世界大戦後の状況に似た感じ(まあ史実ではドイツは分割され東ドイツのみソ連と同盟ですが)。そしてそれは、史実よりもより「有り得た」ものでもあります。(日独防共協定なんて独ソ不可侵条約が締結されたあたりで破棄され敵対国家扱いに変わるのが普通だし)
起こる事態も冷戦時に自衛隊界隈で想定されていたソ連による北海道侵攻と東京空挺占領のパターンなのですが、重大な相違は大量破壊兵器として核兵器ではなく細菌兵器が想定されている事。「日本が大量破壊兵器を密かに開発していたので占領した」というまるで合衆国によるイラク侵略みたいな無茶な言いがかり。そんな事態において、たまたま欧州和平の進展のために外遊していた内親王那子が、細菌兵器『粘菌十三号』により国民を人質とされ動きの取れなくなっている遁走した帝国海軍の所にまで帰り着くのがこの巻の話のメイン。
小国トルコの心意気を見せ付ける巡洋戦艦ヤウズ・スルタン・セリムがイカス!
覇権国家と小国、大量破壊兵器と無差別細菌テロ、そして御召艦〈銀河〉とそこに搭載されたオートジャイロ『海兎』は現代の護衛艦のノリだし。当時の技術に準拠しつつも状況は現代的。
当時の象徴である国体に、現代のライトノベル読者でも分かりやすい「少女」という衣をまとわせ翻訳するのは、単なる「萌え軍事」の域を超える意義があります。ディテールの考証も仮想戦記作家だけあって的確ですし、ライトノベルからの仮想戦記入門としても良い作品。
話は史実での1941年12月8日を思わせる状況で終わっているので、この巻で打ち切りにしても話は終われる(史実を知っている人ならこの後の状況も同様になると想像できるでしょうし)と思うのですが、2巻も出る模様。どういう話に続けて行くのでしょうか。
こんなプリ内ン親セ王スを
僕たちは待っていた!!
2007年上半期ライトノベルサイト杯投票〆切ですね。主催された平和の温故知新さんご苦労さまでした。
順位は最終日の駆け込み投票でも大きな番狂わせは無く順当に決着したみたい。
投票した以後に新たに読んだ対象作品(対象期間に発売されたライトノベル)はそこで2位に付いてる『ミミズクと夜の王』とこっちのリストに入れておいた『女皇の帝国 内親王那子様の聖戦』の2冊ですが、入れ替えて差し込みたくなる程の作品ではなかったので無問題。(どちらも読んだ内で中位には入る良作だとは思いますが)
締め切りも過ぎたので保留しておいた自分の投票作品へのコメントを。
それなんてアイマス?
なんて突っ込みを、他ならぬこれに入れる羽目になるとは思わなかったよ。まあ彼女は元々アイドルになるつもりでオーディションを受け上京したのが騙されていて宇宙土木工作重機の操縦者やらされたわけですから、これで本来の目的に到達したはずですけれどね。前回はやよいがドツボにはまっていた(地震のせいだけど)収録風景で今回は春香が醜態を曝しているのとか、ここらへんの展開は毎度楽しいな。
しかし前回の騒ぎで被害者扱いされこそすれ責任追及もされなかったその土木工作重機のヤツが調子こいてリバーシに誘うわ録画したテレビ放送をセクハラ気味に見せてくるわ。しかしそんな2人の関係を嫉妬する雪歩は……親切に背中押す風情でオーバーワークに誘うのは伊織の時と同じやり口か。
アイドルをただの隕石除去重機扱いしていた建前も崩れつつありますし、一気にシリアスな状況を見せた新オープニングから見ても今後はバトル物へと流れてゆくのでしょうが。重機操縦者やアイドルでしかない春香はどうなって(して)行くのか。やよいは単なる売れないアイドルで終わるのか。伊織はアイドルになれるのか。先の展開が楽しみです。
でも前回といい今回といい、ヒロインが嫉妬でアイテム齧ったり握り潰したりしてエンディングに入るのがこれからの定番になるのでしょうか。暗い。
いくら事物を調べて用語を知っていても根本的な所での統括的な理解を欠くとこんな珍妙なものが出来るのか。悪い意味で感心しました。
作品全体が作中の言葉を借りれば
――自分自身もはっきりとは理解していないジャーゴンを、綱渡りのようにぎりぎりでリンクさせ、意味を失う寸前で現実に繋ぎとめ、言葉を紡ぎだしている――そんな印象のことだ。 (第四部 p175)
なのは読むに辛かった。普段読む(軍事経験者による)戦場体験物などがいかに地に足のついたものなのかが逆説的に実感できてしまいました。いや軍隊組織がどう動くかなんて大きい所ではなくて(そんなもん日本人の作家に最初から期待しない)たとえば
Eの字の兵士たち――銃を持って最前線にいる彼らを兵士でなく「社員」と呼ぶのはなかなか難しいものがいる―― (p214)
といったちょっとしたセンテンスでいちいち違和感が。(ここで言えば、そもそも未だに徴兵制が生きている(実行されないだけ)「市民軍」の伝統のあるアメリカの軍人は、銃を持って軍事を生業にしている存在に対し、「公務員」ではなく「社員」であるから「兵士」と呼ばない、などという発想そのものを思いつかないだろう、というあたりの事。思いつくはずのない発想を内観していちいち否定する事は有り得ないでしょうし。というか正規軍だろうがワイルドギースだろうが義勇兵だろうが前線で戦う兵士にとって兵士は兵士じゃない? まあ「自衛隊員は兵士か」なんてあたりで拘泥する国では違うとしても)
知識だけあってもそれの意味する事への思考を放棄するとどうなるか、という命題と取れば、作中で陥っている主人公の心理状態から作者のそれまで首尾一貫してそれなのは辻褄が合っている、と言えなくもないです。
でも軍事的な事はともかくとして、作中でのギミックの根幹となる言語によるミームの伝播についてはもう一寸思考して欲しかった。あれが本当に1つの言語圏に留まるよう調整可能なほど繊細なものならジョン・ポールの直接関わらない伝播(口コミはもとよりマスコミにより「切り取られた」もの)では効果を無くすから意味のある影響は為さないでしょうし、逆に口コミやマスコミという第三者による変容でも伝播するなら翻訳――対象となる第三世界の社会指導者はおおむね外国、つまりよりメジャーな言語圏の言葉で高等教育を受けその言葉で世界に発信している――され世界言語である英語を汚染するでしょう。どちらの場合でもジョン・ポールの意図に反してしまう。著者は現代(近未来)の第三世界を江戸時代鎖国中の日本みたいにイメージしてしまったのか、あるいは言語圏というものを磐石で排他なものと誤解しているのか。ついでに言うと、国家プロジェクトとして推進されたものだからこそジョン・ポールの排除が画策されたのに、物語の最後にそれが行使された時に(国に)それと悟られないというのは無理があるし。いや突っ込み所言い出すと切りが無いですが。何はともあれ最後のあれで日本も虐殺文法に蹂躙される事は確定ですね。英語読み書き出来る人間は山ほどいるわけだし。
前回の事で肝心な事は何も知らされないただのお飾りである事が露呈したジョセフ課長、遂に胃痛でリタイア!? そして秘密盗撮画像が春香にバレたインベルは
。。
。 。 + ヽヽ
゜ 。・ 。 +゜ 。・゚ (;゚`Дフ。ウワァァァン
ノ( /
/ >
と遁走。クルー・スタッフ総動員のコスプレ三昧で足を止められるかと思いきや伊織のリアルなゴキっぷりにおののいて……すわ、自爆はロボのロマンとなるかという切迫した事態に! 結局は伊織の骨折りで片が付きましたが。しかしこれで伊織は骨折のみでなく子供を生めない身体になっちゃったのか……。
でもこれ、超人あずさがちょいと飛んで蓋開いてキーを抜けば済んだ話では……というのは言ってはいけない?
そしてそれから、最近になってやっと アイドルって何なんだろう
なんて事を遅ればせながら考え始めた春香。当然ながらインベルの前のマスターの事なんて意識も無かったわけで……いきなり嫉妬心に目覚める黒春香が怖いです。
2007年上半期ライトノベルサイト杯 への投票です。順番に意味はありません。(投票では全部1点だし)
投票は以上です。
HTML の table 要素をタブ区切り表形式(TSV)にする Python スクリプト。
関数
- tableget(html, anchor=True)
- TSV のリストを返します。
引数:
html: HTML 文字列(Unicode 文字列か Ascii)
anchor: リンクをテキスト中に入れるか
スクリプトをそのまま実行するとローカルにある指定した HTML を table?.txt という形式の名前で TSV にして出力します。
ネストした表ではエラーを出しますので HTML ソースを書き換えてあらかじめ外に出しておいてください。
Python のプログラムを組めるのでしたら上記の tableget 関数を呼ぶスクリプトを書けば応用が効くでしょう。
「美少女文庫で応募しても良い?」→どんとこい!(笑
と言いつつ美少女文庫がリストに入っていないので、その他ライトHノベル含め補完しておきます。
「新人・新作部門」と「シリーズ作品部門」の区分けは規定やリストを見てもよく理解できなかったので保留。(「レギオン」の扱いについての質問はメールしておきましたが (2007-07-16 ラノサイ杯での「レギオン」の扱いについてですが、これは「単発」が正しいです。
と回答がありました。リストも修正したとの事です))
怪しい感じのものは 2007年上半期ライトノベルサイト杯とは - はてなダイアリー に質問用メールフォームがあるので、そこであらかじめ聞いておいた方がいいかも。
2007-07-16 ハーヴェストノヴェルズ(オリジナルのみ), コアノベルズ, メガミックスノベルズ 追加。
CODE: の所のリンクが はてな の該当ページなので詳しくはそちらを見たほうがいいでしょう。
しかし、元の方のリスト、テーブルトークRPGのルールブックまで入っているのですが、ライトノベルの範疇もずいぶん広がったものですね。
2007-07-16 追記
Hノベルではないけれど、リストを調べてみたらこれも無かったのでついでに追加しておきます。
吉田親司氏についてはライトノベルのブランドからも作品を出している作者なのですが案の定見落とされていた模様。まあ火葬仮想戦記のブランドからなので目が届かなくても仕方ないですが。
最終巻1つ前になってやっとキャラクターに気持ちが乗った作品になりましたね。最初はどうなることかと心配、というか半ば見捨てていたのですが、プリンに免じて読み続けていて良かった。いつもはアイタタタタな感じの呪文詠唱も今回の蜜のだけには納得いったし。
でもその代わりにというか、キャラクターを落とし込むのをためらうようになってしまった気が。鴛野を殺すのは主人公じゃなくちゃ駄目だと思うぞ。
まあ口先くんが口先くんのまま終わるのもこの話の限界かもしれませんが。つーか個人的にはもう蜜ちゃんの事しか気にしてないし。
今シリーズはこれでいいとして次シリーズに期待です。
まったり系のファンタジー。舞台を現代西欧に置いた、いわゆるエヴリディ・マジックというやつで、現代日本で学生が伝奇アクションをするのが主流になっている今のライトノベルにおけるファンタジー中では珍しい部類。
ネットで著者が公開していた短編を焼きなおしてまとめたという経緯のせいかシリーズを通してのサスペンスに欠けるのと、ギャグやコメディーの要素を極小にしているせいで、読後にあまり残らない感じになってしまっています。メアリーとツクツクトゥックトゥイックのメイン2人は踏み込まないですしゲストキャラ達には書き割り以上の存在感は無いのでキャラクターの魅力も欠けますし。うんちくに近い小ネタの分野ではがんばっているせいか読んでいる最中に退屈を感じる事は無いのですが。
より手軽に読める萌え四コマというこちら系の話が主流でキャラクター要素の追求が更に先鋭化しているジャンルが盛況な現在、1冊ものライトノベルでこの程度の踏み込みの話を続けるのは辛いかも。
3巻の予定は立っているらしいので、次はキャラの深みに踏み込んでいって欲しいですが……設定開示はしてもキャラの内面はやはりスルーされちゃうかも。
不必要に見える物ほど
人生には必要なんです「必要な物」「実用的な物」「得をする物」……そんなものだけじゃ
世の中つまらない。本当の安らぎは、プラスαの中にあるはず……
ちょっと不思議なお隣の「ツクツクさん」と、ごく普通の女の子
「メアリー」が繰り広げるハートフルな不思議物語。
真をあたら敵に走らせたあずさ主任に続き、今回の事で肝心な事は何も知らされないただのお飾りである事が露呈したジョセフ課長と、着任そうそう余計な代物を持ち込んでろくでもない事態を招いただけの朔響新課長補佐。アイドルマスター課の指導部はぐだぐだですな。
で、インベルも裸足で逃げ出すストーカーっぷりを見せてくれたネーブラ君。何もできなかった前回の時と違い、無重力にもめげない伊織の愛の骨折りで損壊を免れたわけですが。今度は伊織の方が負傷して、当座使い物になるアイドルマスターは春香1人に。そして彼女は、というかそもそもモンデンキントのアイドルマスターは戦闘要員でもない単なる隕石除去人型重機の操縦者でしかないわけで。今後予想されるトゥリアビータの侵攻にどう対処するのでありましょうか。
12巻から14巻までが主人公の召還教師南雲慶一郎不在で御剣涼子主人公の話だったのですが、精神的に低いレベルで完結してしまっている慶一郎や終始何も考えないのが取り得のもう一方の主人公草彅静馬と違い彼女は悩み成長するヒロインなので面白かったです。
15巻でいよいよ異世界ソルバニアの真実が明かされ巫女レイハもこっちに亡命(?)と、話もいよいよ終盤ですか。でも異世界がどうこう神威の拳がどうこうというギミックの事よりも、鬼塚美雪ちゃんと慶一郎の関係がどう修復されるかの方が気になります。一皮剥けた(文字通り)事だし何とか……なるのかな?
いやこれは正義とかあんま関係ないけどね。いや失敗すると戦争ざただからある意味 モノケロス や ぼく魔女 より真っ当に正義の行為になるかもしれないけれどもそれよりは、あえて言えば、愛?
Holy☆Hearts! が打ち切り終わってから 紺碧ノたまゆら とか ぴぴぴ! とか続きが出そうな展開のまま1巻止まりのビミョーな作品を連発していた作者ですが、今回は基本に立ち返っていい感じ。というか基本に立ち返りすぎて既存キャラのコピーみたく見えてしまいますが。主人公グループは、
サラ: | キュノ (天然) |
アーウィン: | ジンジャー (求道) |
ルチル: | アリシア (食) |
と Holy☆Hearts! の3人組から取った感じですし、同じく獣人ラトナはエクスやデビュー作 世界征服物語 の主人公ユマを思わせます。
ただ今回それらと違うのは主人公グループ内に王女サラとその乳兄弟騎士見習いアーウィンの幼馴染男女関係を持ち込んでいる事。今までは男女関係を持ち込んでも脇役とだったりで、いま1つ中心からずれてしまっていましたから。
とはいえちっとも発展せず微百合方面に走ってしまっているのは今まで通り。特に後日談。でもこの巻で「恋愛以前」くらいまでには意識されたから今回こそは恋愛物に……なれる?
まあ今回は主人公グループの残り1人の芋マニアなダメっ子魔道士ルチルが食い気だけで色気ゼロなのでグループ内での百合の心配はありませんが。いやそれより三角関係の当て馬にすらなれそうもない事を心配するべきか……つーか彼女、ダメ属性を1人でかっさらってますよ。(笑)
あたしだけが、
できること。箱入り娘の大冒険!
お芋と魔法の(?)
ほのぼのファンタジー、
はじまります♪
07年07月07日という事で笹の葉ラプソディー わたしは、ここにいる
な『涼宮ハルヒ二期決定!』朝日新聞全面広告らしいですが。あっちのポニーテール好き主人公の話は驚愕出てからにするとして。
ポニーテール・ヒロインへの想いが(表紙を独占するメインヒロイン冥子を差し置いて)シリーズのテーマになっちゃってる女体化天使ゾンビ主人公のこの話。3巻で打ち切りですか……。残念無念。でも死にぞこないの死人が本当の死人への悔恨に囚われるのが(当初の予定はともかく)作品としてのテーマになっていますので、発端たるポニーテール巳沙希からそのパロディーたるポニーテール蘭乱爛崎寝々、そして最後に執着を体現する沁・仙天花/仙天威の中華双子をラスボスとして見るならば、話としての区切りは付いてはいます。
1巻でのマゾっ子メグメイコちゃんとか、2巻での正義バカと巨大ドワーフとか、3巻での変態ヴァンパイアと無茶に強いただの人間とか、個々のネタ的にも面白みとテーマを両立していた作品なので打ち切りはもったいないです。でもここらへんは次回作になっても変わらないでしょうから新シリーズに期待です。
というか次回作を待たずとも未読の結界師のフーガを読めばいいか――ってこれも3巻で打ち切り!?
仮想の魔術理論にからめた国家経営の理念の話。
1巻では究極の全体主義国家テスカトリポカとの対決を通じて防衛主体としての国家の発生を扱いましたが、2巻では造反有理の危うさを秘めた国家の自浄機能を。じっさい、軍というのは他国との戦争のためでも民の制圧のためでもなく権力の掌握のための存在であるのは、壬申の乱を始め源平南北戦国維新とひたすら内戦を繰り返してきた日本人には分かりやすい事実ではあります。
ていうかヒロの国の場合、王であるヒロ自らの持つ最終兵器カドゥケウスがあるので直接的な力の行使(つまり戦争)では負けはないわけで。重要になってくるのは次の段階、2巻の背景である暗殺への対処(これは内務を扱う司祭のセシリアの役目)とそして、前景となる国体の護持を軍務として指向する律による意思決定過程での統制が重要になってくるわけですが。しかし、この軍(騎士)による統制(2巻あとがきの用語で言う 《読み込み》 機能)というのは(竜たちがそうであるように)おおむね暴走するのが常ですし……。今後どうなって行くのか楽しみです。
しかし、律がこうなっちゃったせいで普通の人が一人も居なくなっちゃったのが読むに辛いです。主人公のヒロはラストでの大物っぷりからも分かるようにローカル国家无耶志国の管理人などとは格の違う最初から帝王学に沿う覇王ですし、変人魔術師の麻奈は論外、そして司祭セシリアは現代日本人ですらないですし。まあこれから一般クラスメイト達からいくばくかが国民になって行くのかもしれませんが。
それは四人をつなぐ確かな輪(リング)――
さあ、♧王♢♡国♤を
はじめよう!!
神剣、
巨人、空中
決戦!圧倒的スケールで放つ
王国ファンタジー
第2弾!
そういや今日は独立記念日か。
この時もうちょっとイギリスがまともな対処をしていればあんな侵略国家は生まれなかったと思うとねぇ。ほんと、かなり危うかったんだよね。独立戦争もそうだけど、その後の合衆国側からの最初の侵略戦争と言える米英戦争でも1つ間違えれば合衆国崩壊の引金を引きかねなかった(ワシントンD.C.が陥落したのはこれが唯一だ)し、そしてあの南北戦争……。
合衆国が押しも押されもせぬ大国になったのはやっと第1次世界大戦くらいからでしょうか。その後はずっとその巨大な経済力と技術力で世界中を圧倒し続けているわけですが。しかし、こと侵略後の統治という点ではまるで駄目なせいか適当に荒らしまわった後は放棄するのが常ですけれど。
9.11等で痛い目を見ても引きこもらないで明後日の方に暴走するあたりはいかにも若い民主国家らしくはありますが。合衆国の明日はどっちだ?
Unicode の East Asian Width を考慮した center, ljust, rjust の Python スクリプト。slen で全角を2文字分と数えた文字数も取れます。
'''The East Asia character width was considered. len, ljust, rjust, center.''' import unicodedata
def slen(s, ambiguous=True):
'''The length of the character string by the East Asia character width''' if ambiguous: # 文脈依存の文字(ギリシャ文字、ロシア文字等)を全角に扱うか w = 'W', 'F', 'A' else:
w = 'W', 'F' return sum((unicodedata.east_asian_width(x) in w) + 1 for x in s)
def _s(s, width, ambiguous):
return max(width - slen(s, ambiguous), 0)
def ljust(s, width, fillchar=' ', ambiguous=True):
return s + fillchar * _s(s, width, ambiguous)
def rjust(s, width, fillchar=' ', ambiguous=True):
return fillchar * _s(s, width, ambiguous) + s
def center(s, width, fillchar=' ', ambiguous=True):
space = _s(s, width, ambiguous)
r = space // 2
L = space - r
return fillchar * L + s + fillchar * r
if __name__ == "__main__":
for i in (u'hoge,ほげ,Объект,독도,饺子,±,␣,' u'\N{IDEOGRAPHIC SPACE},' u'\N{ZERO WIDTH NO-BREAK SPACE}').split(','):
for a in False, True:
print center(i, 9, '*', ambiguous=a),
print clen(i, ambiguous=a), i
# 好きに流用してください
先の texteditor.pyw Ver.1.0.1 に更にいろいろ付けて、機能的には一応完成。
検索を付け、それらが右クリックのポップアップメニューで出るようにし、ファイル読み書きにエラー処理を付けたので一応の実用性はある感じに。
しかしその検索なんですが初回の検索(Edit:Find)で妙な動作が。たぶん検索文字列入力に使っている tkSimpleDialog.askstring と干渉して変なことが起こっているのだと思うのだけれども、私の知識ではこれ以上どうにもならないです。
まあ右に1つ分カーソルが勝手に動いて選択状態を解除してしまっているだけみたいなので、それを分かって使う分には不都合は無いですが。みっともなくはあります。
最初は自分がどこかにバグを作りこんでしまったのかと色々試し、時間を無駄にしてしまいました。GUI の暗部は恐ろしい。
オフィシャルなものに限って「○○」に入るやつをリストアップしてみました。
Windows XP での Tkinter の何も設定していない素の Text(ScrolledText) Widget で、キーを CTRL キーと同時押しした場合のショートカットの動作を調べてみました。参考のため IDLE と Windows のメモ帳での例も並べておきます。
Text | IDLE | メモ帳 | |
---|---|---|---|
Text | IDLE | メモ帳 | |
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d | DEL | × | |
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IDLE はメニューの Config での Keys の設定が IDLE Classic Windows の時のものです。でもそこで見える設定と実際の動作が CTRL+d あたりでは違いがあるのですよね。これはどういう事なんだろう。
CTRL+z での動作ですが。Text と IDLE のそれは Undo ですが、メモ帳のは Undo Redo のトグル動作です。つまりメモ帳は1つ分しか Undo 出来ません。