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2007年6月 3日

バニラ A sweet partner:アサウラ

バニラなるようにしかならない主人公、海棠ケイ梔ナオの少女2人よりも解説役の刑事2人、中谷健太郎元川宏幸の方が主役になってしまっていますね。ついでに真の主体たりえているのは謎刑事中島紫炳と学校放送局局長尾山のみだし。そこらへんの外野が話を食ってしまっている。主人公少女2人の視点で徹底した方が良かったかも。

中盤まではわりと良く出来ているのですが、終盤、2度目の学校突入以降の突入シーンのマンガっぷりや警察側狙撃手の法解釈を盾に不要な殺人を主張するドキュソっぷり等の最終対決相手の陳腐さが萎えさせてくれます。そして解説役刑事2人がすぐ階上に居るそのドキュソ狙撃手ではなく別棟に居る突入隊の方を阻止しに行くあたりでかなり白けてしまいました。

また、甘い「バニラ」に浸らせる話ではないのでしょうし、所詮は傷の舐めあいでしかない関係を肯定的に描くつもりもないのでしょうけれども、それにしたとしても最終段の「4」は蛇足だった感も。

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