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2007年5月14日

TRAVELLER 世界白書

この前の world.py を使ってもっと大量の星系の統計を取るスクリプトを作ってみたよ。

ダウンロード toukei.py (1.5K)

world.py と同じフォルダーに入れて実行してね。でも星系1千万個による統計なので Pentium M 1.40GHz で40分ほどかかるよ。わざわざ実行しても結果は大差無いと思うので以下のデータ見るだけにしておいた方が利口かな。

出力そのままじゃ見づらいので表に仕立てておきます。

宇宙港
A16.67%
B24.99%
C30.55%
D11.11%
E13.91%
X 2.77%
基地
海軍17.35%
偵察局28.92%

海軍基地はそもそも A と B にしか無いので、つまり有りえる場所のうち 41.65% に存在。

偵察局基地は A~D に有りえるので、その内の 34.71% に存在。もっともDM付くので A に少なく D に多いわけですが。


地理要素
規模 大気 水界率
0 2.78% 10.89% 20.87%0
1 5.56% 5.79% 4.59%1
2 8.34% 7.72% 6.05%2
311.10% 9.40% 7.62%3
413.88% 10.64% 8.97%4
516.65% 11.18% 9.74%5
613.90% 10.82% 9.91%6
711.11% 9.65% 9.20%7
8 8.34% 8.03% 7.83%8
9 5.56% 6.16% 6.06%9
A 2.78% 4.31% 9.16%A
B  2.70%  B
C  2.71%  C

全て独立して 2D で決められるキャラクターの UPP と違い、星系UWP のこの三つの要素は基本的に前の要素に 2D-7 を加えて決められるので強い相関がありまた、実際には大気で 4D、水界率で 6D の分散が出る事になります。

規模は素直な 2D の分散ですが、水界率まで来ると(特殊なDMのせいもあり)かなり平板な分散になりますね。


社会要素(星系数ベース)
人口 政治体制法律レベル
0 2.79% 9.74% 13.30%0
1 5.57% 6.18% 6.40%1
2 8.33% 8.03% 7.63%2
311.11% 9.63% 8.64%3
413.87% 10.82% 9.27%4
516.68% 11.27% 9.43%5
613.88% 10.80% 9.05%6
711.09% 9.63% 8.37%7
8 8.33% 8.03% 7.34%8
9 5.56% 6.16% 6.13%9
A 2.78% 4.32% 4.82%A
B  2.70% 3.58%B
C  1.54% 2.50%C
D  1.16% 1.63%D
E    0.97%E
F    0.53%F
G    0.25%G
H    0.11%H
J    0.03%J
社会要素(人口ベース)
人口 政治体制法律レベル
0 0.00% 0.00% 0.17%0
1 0.00% 0.00% 0.43%1
2 0.00% 0.01% 0.94%2
3 0.00% 0.09% 1.86%3
4 0.00% 0.62% 3.10%4
5 0.00% 3.40% 4.69%5
6 0.04% 6.21% 6.53%6
7 0.32% 8.94% 8.40%7
8 2.43% 11.70% 10.07%8
916.19% 14.29% 11.19%9
A81.01% 16.06% 11.32%A
B  13.21% 10.79%B
C  10.52% 9.59%C
D  14.94% 7.82%D
E    5.65%E
F    3.73%F
G    2.17%G
H    1.15%H
J    0.41%J

UWP 後半の三つもまた前半三つと同様の調子で相関あり。人口ベースだと人口率が10のべき乗計算であるため、星系数では 2.78% でしかなくとも人口ベースでは 81% もの影響力を持ってしまう人口A の世界で大部分が決まってしまいます。つまりトラベラー世界の人口の大部分は市民の武装不可の独裁政治下で生きているわけで……宇宙に出たくなるのもうなづけます。


テック・レベル
星系数 人口
0 0.89% 0.17%0
1 0.84% 0.29%1
2 1.85% 0.44%2
3 3.51% 0.99%3
4 5.55% 1.48%4
5 7.75% 3.11%5
6 9.93% 4.64%6
711.55% 7.14%7
812.31% 8.93%8
911.91% 10.71%9
A10.50% 11.76%A
B 8.49% 11.83%B
C 6.33% 11.19%C
D 4.27% 9.07%D
E 2.52% 7.27%E
F 1.21% 4.98%F
G 0.45% 3.29%G
H 0.12% 1.75%H
J 0.03% 0.74%J
K 0.01% 0.22%K
L 0.00% 0.01%L

テック・レベル宇宙港でおおむね決まってしまうわけですが、人口ベースで見ると 81% を占める人口A 世界で DM+4 が付くせいでその分せり上がっています。因果関係から言うとむしろ、高テック・レベルの星系に宇宙港が出来、人も集まるという事なんでしょうけれども。



貿易分類

農業
星系数 人口
農業 13.95% 0.12% 大気4-9、水界率4-8、人口度5-7
(並) 74.49% 72.15%
非農業11.56% 27.73% 大気3以下、水界率3以下、人口度6以上

星系数では拮抗していますが、人口A を含み得ない農業世界が人口比では極小に。人口度5-7 ですからけして低人口ではないはずですが。


工業
星系数 人口
工業 4.24% 49.38% 大気0,1,2,4,7,9(真空、微小、汚染)、人口度9以上
(並) 23.52% 50.57%
非工業72.24% 0.05% 人口度6以下

星系数では 4.24% を占めるにすぎない工業世界が人口では半数近く。星系数では7割以上と圧倒している非工業は、人口では 0.05% と極小。人口度の低さのみが条件ですから当然なんではありますが。


貧富
星系数 人口
富裕 4.62% 0.37% 大気6,8、人口度6-8、政治体制4-9
(並) 76.78% 81.06%
貧困 18.60% 18.57% 大気2-5、水界率3以下

貧困人口度と相関のある UWP 後半とは無関係ですから星系数と人口での差はただの誤差。しかし貧困は人口とは無関係というのは直感に反する感じ。対して富裕人口A を含まないので人口の割りには星系数が多い事に。しかし人口度6-8 というのも人口が多い方の星系なんですが、統計のマジックですね。


水界
海洋 9.16% 水界率A
(並) 69.26%
氷冠 0.71% 大気0-1、水界率1以上
砂漠 18.09% 水界率0 (但し:その内、小惑星は累計から除外)
小惑星 2.78% 規模0(ルールにより大気と水界率も0)
大気
(有) 89.11%
真空 8.11% 大気0 (但し:その内、小惑星は累計から除外)
小惑星 2.78% 規模0(ルールにより大気と水界率も0)

水界大気の表の要素は貿易に直接からんで来ない単なるフレーバーですね。氷冠世界のレアさが目立ちます。大気0 で 12大気1 でも 11,12 が出ないと水界1以上にはならないですから珍しくて当然ですけれども。

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