冬の巨人:古橋 秀之
序盤の少年の成長と Boy Meets Girl も終盤の大人達の政治と信念の確執もそして背負っていた人間社会もすべて放り出して軽やかに歩み去る巨人が鮮烈な……ってそういう問題くぅあぁ!(卓袱台返し)
なんかとりあえず必要な要素を綺麗にまとめました。でもライトノベルらしくしようと出してみた少女×2 は結果として蛇足でした。みたいな。
アニメ化でもすれば綺麗な作品にはなりそうですね。
概念がネタとキャラとギミックにちゃんと連結していてもそれだけでは作品としての力を生まない、という悪い例かも。同著者の『サムライ・レンズマン』では原作の設定に乗った上での 1エピソードでしたので、キャラと事件がちゃんと書けていれば問題なく楽しめたものだったのですが。
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