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最終回。
SFとしてはアレですが、ファンタジーとしてなら綺麗に決めましたね。
未来がどうなるのかは視聴者の想像に任せられましたけれども、それもまたこの作品らしい落とし方でしょうか。
この時空のハルカも、もう居ないよ。でもユウは、忘れない。
カラスとノエインのどちらの世界でもハルカは死んでいるわけですから、順当に考えればユウの世界の未来でもハルカは死ぬのでしょう。。
もし僕だったらハルカを忘れたりしない。イサミを殺しもしない。
そしてこの時空のユウは(アトリがサラを忘れないように)ハルカを忘れない。エンディング後の話はそんな感じになるのでしょうか。
あるいは郡山と内山であったように死なない未来を選び取る、という希望的観測も――ってそれでは話の意味が無くなるか。
しかしアトリ、美味しい所を持って行ったなぁ。
この時空の未来が、幸せだといいな。
トビ君もね。
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丸本 天外〔著〕: 喚ばれて飛び出てみたけれど 1
2巻表紙の蛍光灯を頭に戴せた天使の絵に絆されて2冊まとめ買いしてしまいましたのですが……絵柄はアレなのに萌えという概念に真っ向から反する黒さのヒロイン達の性格とのギャップが凄いです(笑)。おもろいからいいけど。 05-12-10 (★★★)
丸本 天外〔著〕: 喚ばれて飛び出てみたけれど 2
ドクロちゃんかと思ったら Fifth ですた。この巻の表紙になっているプニエルもサバトちゃんではなくザクロちゃんだったし(ネタバレ)。しかしライトノベルで漫才やっている物は多いですが、この作品みたくちゃんとコントになり得ているのは希少ですね。 05-12-10 (★★★★)
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淡路 帆希 著: 紅牙のルビーウルフ
馴れ合いプレイの TRPG のリプレイのようだ。適当にテンプレなキャラで適当に見せ場があって、しかし PC は誤った選択を採らずその性能だけを誇示し、NPC はその見せ場に誘導するためだけに愚かで無能な行動を採る。キャラ立て自体は敵も味方も魅力的なんですが。 05-11-13 (★★)
瀬尾 つかさ 著: 琥珀の心臓
中盤までは出来損ないのありがち漂流譚かと侮っていたのですが、そこから桜庭一樹ばりの少女友情物としての本質を顕わにし、そしてクラークばりの超越テーマへと……。
p292 あたりからの、クエルト族を侮る遥が自分の愚かさに直面し、
そして遥と優子の立場が逆転して……。書き方は雑の極みですが圧巻です。(――何かを失うかわりに、あたしたちは別の何かを手に入れる。これは、けっして悪い事じゃない。これは、絶対に哀しいことじゃないんだ)
エヴァ | 琥珀 |
---|---|
レイ | 遥 |
アスカ | 優子 |
シンジ | 敦也 |
カヲル | マリ |
出版:富士見書房 富士見ファンタジア文庫 (紹介:紅牙のルビーウルフ, 琥珀の心臓)
戦場デ少女ハ躰ヲカケル BugBug 2006年5月号202頁にいろいろとデータが載っていたので、その中からプレイ中に気になる地形効果を取りまとめて転載。
平地 草原 小道 道路 橋 | 荒地 | 林 | 林道 | 山道 | 森 丘 | 湿地 | 川 湖 海 | 山 | 村 町 都市 基地 | 空港 | 拠点 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
陸・装軌 | 1/0 | 2/0 | 2/20 | 1/20 | 1/20 | 3/20 | 3/-20 | - | - | 1/10 | 1/10 | 1/15 |
陸・装輪 | 1/0 | 3/0 | 3/20 | 1/20 | 2/20 | - | - | - | - | 1/10 | 1/10 | 1/15 |
空・ヘリ | 1/0 | 1/0 | 1/0 | 1/0 | 1/0 | 1/0 | 1/0 | 1/0 | 2/0 | 1/-10 | 1/-10 | 1/0 |
空・飛行 | 1/0 | 1/0 | 1/0 | 1/0 | 1/0 | 1/0 | 1/0 | 1/0 | 1/0 | 1/0 | 1/-10 | 1/0 |
荒地に防御効果が付かないというのが意外でした。あと林と森の防御効果が同じな事にも。
陸上部隊については、その荒地以外の自然地形は防御効果20、ただし湿地は-20 とっても危険!、人工地形は防御効果10、ただし拠点は15。ヘリは拠点以外の人工地形で防御効果-10、戦闘機は空港でのみ防御効果-10。とりまとめるとそんな感じになりますか。
しかしこれくらいは最初からマニュアルに載せておいてもいいと思う。初心者に不親切なゲームですね。
ユニットのデータについても、例えば歩兵戦闘車と偵察車両は回避値が高いとか、対空車両にのみ対空防御力が有るとかいろいろ載っているので気になる人は BugBug(あるいは、おそらく同じデータが載っているであろう PC Angel)買ってみてはいかがでしょうか。
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ノエイン もうひとりの君へ 第23話。しばらく前から見ていなかったのですがもうすぐ最終回らしいので見てみました。
……やっとノエイン氏の正体判明。やっとテーマがはっきりしたようで。登場人物に自分語りさせすぎなのがアレですけれどもやりたい事はとても良く分かります。(こっちの世界での悪役の陳腐さにはゲンナリですが)
ちょうど今、小指の先の天使(神林長平)を読んでいる途中なのでこの手の話は特に感じ入ります。(とはいえノエインのようなローティーンでも分かる程度に手綱を引いている話とSFマニアでも難渋する突っ走り具合の神林作品を直接比べてどうこうという事ではないですが)
表面的には「死(世界の喪失)という現実との向き合い方」の話。しかしそれを体験した当人ではなくその『未然の記憶』と向き合う(過去の自分である)少年ユウを主人公にしているのがノエインという話のミソ、なのでしょうけれども、(精神的耐性の異様に高い)ヒロインのハルカの方が主役で視点キャラになってしまっていてユウの存在感が「ぐだぐた悩んでいるみそっかす」にしかなっていないので妙に客観的な話に堕してしまっている感じ。
次回が最終回らしいので、どう落としてくれるか期待して待ちましょう。