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2006年1月 1日

ゆりかごに花は咲いて

灼眼のシャナ 12話

この話、戦闘はとことん退屈なんですが、ゆかり(シャナ) vs 一美の恋の鞘当てが出ると俄然おもしろくなりますね。シーンの日陰と日向の使い分けが見事でした。

紅世の徒の人達にもいろいろと事情が設定してあるけれども、結局それはあっちの事情でしかないのでいま一つ主人公たちに影響して来ないし。というかそれは既に出来上がっている事で主人公たちの行為によって揺らぎもせず、主人公との関わりは「殺るか殺られるか」でしかなく。

話のテーマである存在の揺らぎを体現しているのがシャナ以外に居ない(主人公は単なる善人だし)のが、他を蛇足に見せてしまう。

本当は紅世の徒一美、他の学友はその変わるシャナの参照や対照のための位置づけなのでしょうけれども、(少なくともアニメ版は)うまく表現出来ていない感じ。

まあこれから、なのでしょうけれども。

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