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2005年11月28日

LAST EXILE

シャナとかノエインとかはにはにとかも見たのですが、喚ば飛び2冊を一気読みしたせいだかでぬるいアニメについて書く気にいま一つならないのと、ココログが異様に重い(ココログフリーで会員増大したせいか?)のとでパス。とりあえず FLET'S で最終回を配信した LAST EXILE だけ書いておきます。

……何この小川一水(笑)。いやこっちの方が先だけれども。

中心挿話はアレックス艦長のモビーディックな復讐譚なのでしょうけれども、雑音が多すぎな上にマエストロ・デルフィーネという分かりやすいグレートマザーな悪が登場したせいで「自由のために小異を捨て悪の独裁者を倒す」みたいなアメリカンな凡作に堕してしまった感が。まあ GONZO 10周年記念作品という事で「失敗できない」という制約から古風で大鑑巨砲主義な詰め込み作品になってしまったのだろうか。いやそれも作品のモチーフである近代初期のノリには合っていると言えば言えますけれどもそんな所で統一されても……。

基本スキルが高いので見栄えはする作品ではありましたが、シャナのようなはっきりと駄作だけれども萌え燃えなシャナの絶対領域が出れば全て許す! な引力も無く、ノエインのような今更ではあっても今の十代に見せたいという重みも感じず、無難を絵に描いたような代物。

特に話題にならなかったのも仕方ないような出来ですね。小川一水以上笹本祐一未満、みたいな。

それにしても。アホのデルフィーネはともかく、ディーオくらいはどうにか出来なかったのでしょうかね。ルシオラも浮かばれないですよ。いや死ぬのはいいとしてあんなアホな死にかたとは……良いギルドは死んだギルドだけ? それでいて銃兵氏はちゃっかり生き残ってるし。見え見えの感動誘導には白けます。というかラヴィくらいは最後に死ぬものかと思ってたのですが。エンディングのアレはその暗示で、天に散ってエンジェル・ラヴィと化したのを偲びながらアルとクラウスが二人宜しくやっていく、というオチかと思っていたのですが。あるいは晴れて天下唯一の絶対権力者である皇帝陛下となられたソフィアが結局はデルフィーネと化して行き、新たなレジスタンスとなったクラウス達が「俺達の戦いは、まだ始まったばかりだ」で未完……って終わらないと困るけど。(笑)

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