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イラスト:dow HP『Soft landing』
出版:富士見書房 富士見ミステリー文庫 (紹介, コラム)
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出版:MediaWorks 電撃文庫 (紹介)
ノエイン もうひとりの君へ 第2話。
アトリさん楽しいなぁ。(笑)
つーか、既に人間やめてないですか彼。まあ一番人間味にあふれているのも彼ですけど。
お風呂ハルカたん萌え。しかしユウもイサミも小六の子供には見えないね。高校生くらいの精神年齢か? 雪恵ちゃんは中学生くらいにしか見えないけど。(笑)
舞台になっている函館山の夜景奇麗ですね。さすがは世界三大夜景と言われるだけの事はあります。
ところで大人たちは姓も名も漢字なのに子供たちは皆、名がカタカナというのは何かの伏線なのだろうか。こっちの世界の15年後に近似する異世界 ラクリマ時空界 のキャラたちは皆カタカナで名のみですが……これは単なるコードネームだから?
本当はたけくま氏の記事の完結を待ち『テヅカ・イズ・デッド』を読んでから書いた方がいいとは思うのですが、そこまで待つと書く気が無くなっていそう。そもそも『テヅカ・イズ・デッド』そのものがどうこうではなく個人的な問題意識と重なる部分についての個人的な覚え書きなので書き捨てで残しておきます。
(たけくま氏の記事に書かれている範囲での)『テヅカ・イズ・デッド』におけるキャラとキャラクターの分別ってひところ流行った大きな物語と小さな物語の分別と同じく、従来的な文脈に現在の変化を回収しようとする悪あがきであって本質を見えなくしてしまう分類に思えます。
80年代くらいまでは世界観、キャラクター、ストーリーといった要素/用語でメディアを語る事が有効だったのだと思いますが、娯楽の先端が マンガ から MMORPG に移ってしまった現在ではそれらはもう意味が無いのではないか。というか、そういう用語で語ってしまうが故に本質を見誤ってしまう。
概念 | story | icon |
---|---|---|
学問 | 歴史 | 博物学 |
記述法 | 論文 | 1行メール |
プログラム | 名のあるアプリケーション | 使い捨てスクリプト |
ソフト開発 | 伽藍 バザール |
無数の(マージされない)ブランチ |
娯楽メディア | 演劇 映画 テレビ 漫画 小説 アドベンチャーゲーム |
MMORPG TRPG シミュレーションゲーム 対戦格闘ゲーム TCG |
情報 | 新聞 ラジオ テレビ ミニコミ 2ch |
blog Wiki |
データ構造 | 階層 配列 |
グラフ |
主体 | 国家 企業 NGO 家族 個人 |
ペンネーム パーソナリティー キャラクター |
意思決定 | 独裁 議会 |
RFC |
コンピュータ | パソコン ゲーム機 |
ケータイ |
インターネット | Web 2.0 | Flash |
音楽 | ミリオンセラーのCD どさ回りの演歌歌手 アマチュアの街角コンサート |
カラオケ |
著作権 | マンガ専用フォトライブラリー構想 | パブリックドメイン クリエイティブ・コモンズ |
フェチ | 眼鏡っ娘の巨乳メイド | 絶対領域 |
9.11衆院選小泉圧勝 | 意外 | 当然 |
これは荒すぎる分類ですし、そもそもこういう風に分類するという事そのものが世界観で見るという事なので既に罠に落ちているわけですが。
『テヅカ・イズ・デッド』でモチーフとしているマンガに関してであれば、ストーリーマンガから(萌え)四コママンガや(ゲーム)アンソロジーへの変化などが対応しているのかもしれませんけれども……。そもそもマンガって新聞の(1コマ)風刺マンガの方が歴史が古いでしょうし、また更に古い鳥獣戯画あたりもストーリーマンガと見るには無理がありそう。ストーリーマンガの方がマンガとしては特殊形態であって近代固有の物、という気もします。
あるいはストーリーゲームとしての(安田均氏等による)捻じ曲がったTRPGの見方の移入が以後の新メディアを(批評・評論のレベルで)理解する基盤となってしまい、尾を引いているきらいもあるかも。
必要なのは、概念(キャラ)と戯れるためにプロによるストーリーという余計な補助を必要とした特殊な事態を相対化して見る事かも。
桜庭一樹×桜坂洋『文学フリマ』参加のお知らせ
いまはとても仲がよいのですが、一ヶ月の作業期間のあいだにだんだん険悪になり、殴り合いになり、一ヵ月後の文学フリマ当日は、となりあって売り子をし ながら目もあわせない!? 顔中に青タンが! 黒いほうの眼鏡割れてるし!? みたいな展開が、ちょっとだけ、すでに予測されます……。とりあえず、はら はらしながら見守っていただけると……。
というわけで「え~バトルアックスで殺し合うんじゃないの?」とか思いつつ 往復書簡サイトを生暖かく見守っていたのですが早速、
「眼鏡なんざ、顔についたゴミなんや! ゴミ箱に帰れ!」です。
そのあと、正拳で眼鏡を粉砕します。チェスト!
と期待を持てる展開に。
しかし空手有段者がやると素手でも凶器使用と見なされなかったっけ。(そういう問題と違う)
ノエイン もうひとりの君へ 第1話。BANDAICHANNEL にて配信開始。
うっわぁー、アニメアニメしたアニメだなぁ。内容も小学生カップル主人公の異世界(からの)侵入ファンタジーとアニメの王道だし。たまにはこういうベタな力作も良いです。シャナみたく言葉でぐだぐだ説明していないのも良。アニメなんだから絵と展開で説明しないとね。
……いや、コンピュータ・ディスプレイの表示が妙に派手派手だったりする所とか萎えるけれども、まあ所詮アニメだしリアリティー無いのも仕方ないか。
しかしユウの母ちゃん、塾にも行かずきもだめしに行っていた息子を回収するのは良いとして、知らぬ仲でもない他の子供たちへ一言の注意も無いのはどうよ。母子共々煮詰まってますね。もっとも息子の方はまだ小学6年生ですから 子供なんて嫌だ
と思ってもひたすら煮詰まるだけで実弾を持とうと意思するまで至らないのはしょうがないですか。
主人公がユウで別人の自分が出る話だと神林長平のUシリーズを思い浮かべてしまいます。SFアドベンチャーでそれの最終話をいきなり読んだのがSF衝撃初体験でした。
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僕はふと、消しゴムの向こうに、経済大国と呼ばれた日本が今後
……って、続きは何? 何なの!?
とりあえず南さん萌え。夜仮面が無駄に格好良いのを何とかしてください。
2005年9月13日 (★★)読んだもの:『撲殺天使ドクロちゃん 5』
イラスト:とりしも HP
出版:MediaWorks 電撃文庫 (紹介, 著者エッセイ, 特設)
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シャミセン1号とキョン妹が活躍……はしないけれどもいっぱい登場して満足。
直前に読んだのが同じく「他人の意思ではなく自分の意思を生きる事」がテーマであった『鏡像の敵』というあたり相手が悪すぎるのですが、こちらの方は比較してSFという道具に使われてしまっているのが如実に。まあSFという表現を使って何かを表現出来るまでに達している神林長平レベルの作家は例外的少数ですので、単なるガジェットで終わらせず設定の深化をキャラクターの心情の進化とリンク出来ているだけでも褒めるべきなのでしょうが。
「キョンくんはどっちだと思う? 未来人か宇宙人だったら、どっちがいい?」
次は『朝比奈みくるの純愛』とか『長門有希の初恋』とかになるのか? いや『涼宮ハルヒの恋愛』でもいいけど。
2005年9月 4日 (★★★)読んだもの: 前巻『涼宮ハルヒの動揺』, 『絶望系 閉じられた世界』
イラスト:いとうのいぢ HP
灼眼のシャナ 第2話。トーチの悲哀の話ですが、今までひたすら解説者フレイムヘイズをしていた少女の心に灯った炎の話でもあるわけで……最後に繋がるエンディングソングの夜明け生まれ来る少女の歌詞がクルなぁ。
松本城で火縄銃撃ってた。
最初は愛知県古銃研究会鉄砲隊。戦国武将風の甲冑が(歴史上はもっぱら足軽がやっていたはずの)火縄銃射撃に違和がありましたが、まあ趣味の領域ですからリアリティーから突っ込んでも意味無いですか。
最初だけあって火縄銃射撃の解説とか三段撃ちの薀蓄とか詳しく解説しながらの演武。百匁とかの大筒は攻城兵器だったようですが、どうせなら実弾で太鼓門を破壊するとか見せて欲しかった。(無理だってば)
次が幕末風の(甲冑無し)陣羽織の駿府古式炮術研究会駿府鉄炮衆。御託は無しで集団射撃のバリエーションを一通り。
まあ和式の銃撃って戦国が終わって進歩が止まってますから欧州でのマスケット銃によるそれのような高度な進化は見られないわけですけれども。
最後が地元、松本城鉄砲隊。足軽風の揃いの装束。
「早撃ち」なんてのも披露しましたが。実戦で使っていた頃は、あの扱いに困る火縄と白煙を撒き散らす黒色火薬には困りものだったでしょうね。火縄銃の銃本体は意外と軽便な(銃床も肩に当てず手で保持するだけという手軽さの)代物なのですが。
どうせなら近所の自衛隊も呼んで模擬戦でもすれば良かったのではないかと思うのですが、小隊を名乗れる程集まった今回の火縄銃手を全部集めても、1個班程度の3点バースト射撃する自動小銃手により簡単に制圧されてしまうでしょうから勝負にならないか。(いやそういう問題ではないし)
朝からポンポン音がしていたので何かと思ったら近所の卸売市場で市場まつりやってました。
市場なので駐車場は広いはずなのですがそれがいっぱいになってしまう盛況ぶり。普段市場で商っている商品はもちろん、出店もフランクフルト100円、焼きそば200円、大きめの焼き鳥が6本500円と市場らしく良心的値段。
そんな中で1つ250円という強気な値段を付けていたのが四川乃華の豚まん。作る傍から売り切れていた人気ぶりが気になり1つ買って食べてみました。普段食べているコンビニの肉まんとは比べ物にならない上品な美味さ。こんなもの食べていたら口が奢ってしまいコンビニの中華まんが食えなくなってしまいそう。危険だ。
普通ミカンの試食といえば一房単位だと思うのですが、ここでは市場らしく丸ごと一個を試食に提供していました。つーか、みんな勝手に口の開いたミカン箱から取り出して食ってるのですがそれはそもそも本当に試食品なのか?(食ったけど)
でも美味かったのでそのミカン箱10kg入り1つ950円なりを買って帰ったのでありました。
アニメ版灼眼のシャナ第1話 FLET'S で配信開始。なんかインターネットでも配信されているとおかゆまさきさんの日記にありましたけれども FLET'S が使えるのならその方が速いでしょう。
いきなりの I've サウンドでどこのエロゲーかと思ってしまいましたが、内容はいかにもアリガチな伝奇アクション……ってこの回の話、既に知ってる……。ひょっとして原作読んでいたっけか? うーん記憶に無い……文庫を読んだのか電撃hpに載っていたのを読んだのか、いずれにしろ読んだ事も忘れていたようです。……まあこの内容じゃ読んでも1巻で放棄したろうしなぁ。
まあアニメとしてはまともな作り――今回は設定説明で終始してましたが――ですのでしばらくは見続けてみようと思いますが。ToHeart よりマシだったら良いな。……いや、さすがにアレより下という事はありえないでしょうか。
ハリケーンどころの騒ぎじゃない。今年一番の事件になるでしょうか。合掌。
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アシスタント:喜尚藤吉 HP 『毒うさぎカプセルWEB』
出版:MediaWorks 電撃コミックス (紹介)