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2005年7月10日

米英日悪の枢軸テロ三態

七夕に起きたロンドンの七七事変同時爆破事件ですが。こういった計画的な犯罪行為よりも日勤教育の恐怖が起こした単なる事故の方が破壊力があるというあたりに皮肉なものを感じます。まあテロリズムというのは恐怖を撒き散らす事が目的で人を殺すのが目的ではないですから同じく鉄道での事件であっても直接比較するのも何ですが。

今回のイギリスのヤツに、アメリカの 9.11、日本の地下鉄サリンと現在の海洋覇権帝国構成三ヶ国でのテロを並べてみるとそれぞれの国の特徴をよく反映している感じ。

イギリスのは基本的に「いつものテロ」で(IRA じゃなく القاعدة 系なのが目新しいですが)初の海洋世界帝国建設者としてテロの標的になるのは所定の要素でしかないでしょう。

アメリカのアレは逆に 殴ったね、父さんにも殴られたことないのに!! な新興坊ちゃん国家がブチ切れて暴走中。真に怖いのはテロリストでも独裁者でも無く民主国家の世論である事を世に知らしめています。

日本のは……富士山麓にオウム鳴く な理系的オカルト集団の内閉的世界観が現実に漏れ出した結果、なのでしょうね。テロリズムというよりもヒッキーの自損と見るべきか。少なくとも具体的な「日本政府の政策への批判」等を目的としていたわけではないようですし。

オウムのアレはともかくとして。政治的権利が万人の物となったフランス革命以後の世界においては、もはや王侯貴族を対象限定の暗殺に留まる事は無いわけで、その権利者である民衆そのものへの恐怖を目的とした無差別テロは回避不可能。せいぜい「テロでは大勢は動かない」という実績を積み重ねる「打たれ強い社会」を維持するしか手立ては無いでしょうか。

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