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2005年7月の26件の記事

2005年7月31日

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D.C. ~ダ・カーポ~ #21:さくらの決意

すっぽん鍋 → 鍋焼きうどん

補注:すっぽんは逃げ足が速い

本編

散ってなお咲き誇れように歩いて行く

そう永遠に君のこと心にそっと抱いて

(エンディングソング『存在』より)

サイドストーリーが消えて新エンディングソングが。さくらの歌ですね。

この3話ほどの、実質的に主人公がさくらになってからの展開、良い作品になったなぁ。サイドバーの「読んだもの」に載せるなら ★★★★ くらいの評価になりそう。さくら良い子だ。(まあそれが問題なわけですが)

音無&さくら以外のヒロイン達も(脇役として)うまい使い方をされてますし。特に頼子さん。(除く鍋姉妹)

さくらにとっての憧れを体現した立場で純一と一緒に生活している音無。その隣の亡き祖母の家さくらは1人きり生きている。憧れそのものを否定できないさくらと、そのさくらの存在(を足蹴にしている事)を意識下に押し込めざるをえない音無成長拒否失神

呪縛に変わってしまった祝福。(PC版)『Wind』や『こんねこ』といった類例よりも等身大に近い部分でそれを描けている。(まあ『Wind』や『こんねこ』はある種の皮肉を込めた大人向けストーリーなのでストレートな「少女マンガ」風の『D.C.』とは直接比べられないですが)

D.C. ~ダ・カーポ~ #20:すれ違う想い

本編

さくらにおける音無の重みというのは分かるけれども、音無におけるさくらの重さというのがいま一つ実感できないのですが。

まあさくらの望む未来において音無は「義妹」という位置に入りますが、音無の未来にはさくらの存在自体が邪魔ですし。音無にとっては「純一が誰かの恋人になる未来」を(さくら純一別れの3つの約束からこのかた)象徴していたわけですから、全力で無視すべき必然の未来の象徴。「意識しない事で意識する」のが正に妥当な扱いなのでしょうけれども。

サイドストーリー

命名: 不思議さん

「居たんだね、本当に」って、それより島を離れて行きますよ彼!

……もはや初音島に用(=囚われ)は無いのでしょうか?

D.C. ~ダ・カーポ~ #19:幸せな時間

本編

エンディングソングが染みる展開になって来ました。さくらのアレは単なる嫉妬、だけでは無いよね?

サイドストーリー

未然の記憶(?)を観る過去のネコの人、を見る今のネコの人。壊れた映画館の中で彼は止まったまま。彼&さくらは未来へ進めるのでしょうか。

夏変幻 ピストル夜想曲:青目 京子

(サイドバーの「読んだもの」より移動)

  • 青目 京子: 夏変幻
    青目 京子: 夏変幻
    はっきり言ってこの著者に菊池秀行や成田良悟方面の活劇を描かせるのは無理があると思う。前作に輪をかけてテクニカルな部分が甘すぎで薄っぺらい物になってしまっています。このシリーズは蟷螂夫人との確執にだけケリを付けて話を終わらせ、スーパー伝奇ではない地味な話をやってみる方がいいような。 2005年7月10日 (★★)

イラスト:たかなぎ優名 HP CYPRESS 特設ページ

出版:講談社 X文庫 ホワイトハート (紹介)

2005年7月29日

トゥインクル☆スターシップ8 ゴメン、きっとあたし嘘ついてた:庄司 卓

(サイドバーの「読んだもの」より移動)

著者 HP 庄司卓完全攻略本, blog 庄司卓完全攻略ブログ(脱稿, 見本本)

イラスト:まりも HP

出版:エンターブレイン(紹介) ファミ通文庫(紹介)

2005年7月28日

土用丑の日うなぎの日

ほっかほっか亭おねがい☆ツインズ』で現地元ネタYショップなのにHショップに変えられているのは

彼女の家は弁当屋を営んでいるので味は保障付きだ。

おねがい☆ティーチャー』 p71 「眠れない夜」より

つまり緑川商店ってほっかほっか亭だったわけか。
……ってやっぱり食い物屋じゃないですか! 樺恋にバイトさせて大丈夫なのかいな。(つーか料理下手は小説版オリジナルの設定?)

というわけでほっかほっか亭の弁当を食べたくなったのでした。丁度土用丑の日うなぎの日。うな重通常価格650円の所を特別価格500円木崎湖浜名湖じゃないのでうなぎは関係無いですけれども。

あらかじめ切り分けられているのがめずらしいかも

樺恋が作ったのではないようで味はまともでした。(ちょっと残念)

殿がくる! ~ニッポン最後の日!?~:福田 政雄

(サイドバーの「読んだもの」より移動)

  • 福田 政雄: 殿がくる! ~ニッポン最後の日!?~
    福田 政雄: 殿がくる! ~ニッポン最後の日!?~
    至極まともな政治ネタのジュブナイル。(それが暗黙の批判を含むといえ)10代読者に「同情」するだけで終わるセカイ系ライトノベルとは一線を画する「大人が子供に伝える」教養小説になり得ています。『アクメツ』や『クニミツの政』や『ゴーマニズム宣言』といった批判の粋に終始する「漫画」で世の中に疑問を持った人に対してのその次を受け持てる存在として貴重。ちなみにこれの次には『宇宙の戦士』あたりお勧め。(というかこの『殿がくる!』シリーズ読了程度の教養が無いとアレを「まともに」読めないと思うし) 2005年6月25日 (★★★★)
出版:集英社 スーパーダッシュ文庫

2005年7月26日

城山公園で『おねがい☆ティーチャー』読んでみたり

『おねがい☆ツインズ』読んで先生やら先輩やら良く分からないキャラが出てくるので、そいつらが出てくるらしい前作『おねがい☆ティーチャー』の小説版も読んでみる事にしました。城山公園で。

先週水曜日20日の夜7時~8時くらいまで、夕暮れ時からすっかり暗くなるまで。

りっぱな角を生やしたカブトムシが飛んで来たりと田舎っぷりがのどかで宜しかったのですが、平日夜だというのにカップルが来て夜景を見ながらいちゃいちゃしてたりして落ち着かず。作中でカレーが出てカレーを食べたくなったのを機会にそこで切り上げ、最後に展望台で見事な夜景を堪能した後、場所を Denny's に移し夏野菜と鶏挽き肉のカレーを食しながら続きを読み終えたのでした。(いや、そんな豪勢なカレーではなくローソンあたりで適当なレトルトカレーとコッペパン(ジャム&バター)と牛乳を買って来て三角食べした方が作中でのシーンには合ったのでしょうけど)

で、結局、小説には展望台は登場せず

『ツインズ』2巻の方には出て来ましたから、やはり

「木崎湖じゃなく(小説中でも出てくる)城山公園の展望台に登って読めば良かった」

というので正解だった感じ。それから漫画版『ティーチャー』の方も読んだのですが、それも混ぜると

作品読む場所
『ティーチャー』小説版 木崎湖
『ツインズ』小説版1巻 あがたの森
『ツインズ』小説版2巻 城山公園
『ティーチャー』漫画版 軽井沢

というのが丁度良いかな。


それはさておき、昨日24日に深志神社の天神祭があって見てきたのですが。こちらだと山車が出るので小説中(『ティーチャー』 p102 「ふたりっきり……じゃない夏祭」、『ツインズ』2巻 p139 「第9章 マイクパフォーマンス」)である祭りのモデルは筑摩神社の夏祭りではなくこの深志神社の方ですね。なまじ山車が出る祭りのある町の出身だったもので、そんな物はどこででも有る気になっていて気にもかけなかったのですが、それが識別のための重要な情報でした。(って作者もそんなに深く考えて設定してはいないかもしれませんが)

で、その祭りに付随して薄川で行われた花火大会を例の城山公園の展望台に登って見ていたのですがいかにも遠くて花火が小さすぎ。もっと近くに行って見ようと考え直し薄川で適当な駐車場所を探して車を突っ込み手近な橋に行ってみたらば……例の通称「まほ橋」こと見晴橋でありましたとさ。(笑)


追補:
大町だよりによりますと、アニメにも登場した上諏訪神社の祭りでも舞台(山車)が出るようですので、素直にこちらがモデルと考えていいみたい。

2005年7月25日

D.C. ~ダ・カーポ~ #16~#18

さくら裂く未来 濃い夢♪

第16話:出来損ないの魔法使い

激辛四川

第17話:届かぬ想い

第18話:二人だけの秘密

今まで停滞していた話がいきなり少女漫画じみた修羅場話になり一気に設定開示されあれよあれよと言う間に告白して終結。

これが同時期(2002年の4月と6月)に原作PC版が出た『Wind -a breath of heart-』だったらここから本題の第2部が始まり救いようの無い停滞と向き合う事になるわけですが……、D.C. はこれからどうなるのだろうか。最終回までまだ8話もありますし。

しかし音無、「この娘いい子だな」と思える部分が全く無いメインヒロインなのが痛い。さくらは少なくとも停滞を自覚して脱出するべく努力していますが、音無のは既得権益の確保でしか無し。

対照のための外野水越姉妹は物語上の機能のための存在だから(杉並とあわせ)脇に置くとしても、気遣い過ぎ読心少女ことりに、それを気遣うさくら、そして他人の願望のエージェントであるねじ式ロボ娘美春やねこみみメイド頼子は言うまでも無く。みんないい子だ。

……首に鈴つけて純一が振り向くのを暗黙のまま期待し、しっかりと薬指に指輪をゲットした音無を抜かせば。

さてこの敬語使い義妹、このまま純一の真の肉親(従兄妹)であるさくらを蹴落としてバージンロードを驀進するのでありましょうか。


サイドエピソードの方も本編の進行と微妙に連動して来た感じ。

第16話分:

頼子の女性的な性的夢。ついこのあいだ外を出歩けるようになったと思ったら今度は夜徘徊するようになりましたか。彼女は部屋を出られぬ飼い主の願いを代行する役目ですが、そのロマンの向かう先は本編の方のテーマである純一音無のカップルの姿であったわけで……。

第17話分:

15話のサイドエピソードでは、はケータイの向こうに居て異界に迷い込んだ音無眞子を眺めていただけなわけですが、今度は2人と一緒に不思議の国の萌。

音無「お願いは黙ってするものですよ」

というわけで最後のアレは誰の願いでしょう? 本編の方も設定開示じみた話でしたが同じく「願い」が「停滞」から「変化」へ変わる事を象徴しているのでしょうか。

というかこのサイドエピソードのシリーズ自体が「純一の見る誰かの夢」という見立てなのかも。つまり当人の願いであると同時に純一が彼女たちに望む変化の姿。

第18話分:

本編のみならずサイドストーリーでのネコの人も設定開示。つーかネコの人、いつから生きているんだ?

いやそもそもサイドエピソード自体が純一の見る夢ならばネコの人は不特定多数である「視点キャラ」でしかないわけなので、つまりこれは「夢の中で夢を見る」つまり夢を自覚しつつある、という話、なのか?

2005年7月19日

木崎湖で『おねがい☆ツインズ』読んでみたり

昨日に引き続き読書。海の日なので海ノ口へ。地元松本から147号線をオンボロ軽自動車で一路北上40km、1時間ちょいで到着。でも海の日だからなのか祭日というのに閑散とした風情(釣り人はいっぱいいたけど)。1日止めて300円という激安公営駐車場の管理人室にも人はなく野放し状態でも駐車場はからっぽ。(近所にあるゆーぷる木崎湖の駐車場なら元から無料だから私がそうした如く皆そっちに止めているのかもしれませんが)

道中の車内で聞いていたFM長野FM-NAGANO 海の日Special SEA STATION JACK 05 等と称して上越市に出張中。やはり長野県民たるもの海の日には糸魚川なり上越なりに行って海水浴するのが正しいレジャーのあり方なのか、道をがんがん走って通り過ぎて行く車もみんな糸魚川静岡構造線に沿って北上して日本海で海水浴するのか、湖なんぞで妥協している我々は負け組なのか……と思いながらアニメ版OPで有名らしい星湖亭脇の公園のベンチに陣取って2巻目の読書開始。

……あああ、こいつらも海水浴行ってるし!

こんな事ならあと80km程車を飛ばして日本海を見ながら読む事にすればよかったか……と考えてしまったのですが。程よく曇った天気の湖畔の風は涼しく、作中にちらっと出た

のんびりと走る二両編成の電車(1巻 p21)

も目前を通って行くしで、これはこれで良かった。

途中で小雨がぱらついて来た――今日から梅雨明けしたはずなのに――ので読書を中断して木崎湖北部の名所を回る事に。


Yamazaki Shop

これは小説中にもバイト先として出てきた(1巻 p237)緑川商店のモデル……のはずですが、ヤマザキショップと言いつつもヤマザキパンも置かれておらず、(菓子類とインスタント麺類が少々並んでいるけれども)ただの立ち食いそば屋

仕事内容に「簡単な調理」が含まれていたため、これは断念した。なぜなら、深衣奈はともかく、樺恋は間違っても調理に携わるような仕事に就けるわけにはいかないからだ。多少のことなら、背に腹は代えられないと目をつぶるところだが、これは人命に関わることなのでそうもいかない。(1巻 p187)

というような始末でバイトできる場所ではないような。まあ小説中では緑川商店の商売内容は出て来ないですから矛盾は無いのですけれども、原作ではどうなのかな? しっかりと「立喰そば うどん」の看板が出てしまっているようですが……。

海ノ口駅

小説中では「最寄りの駅」くらいの表現でしか出て来ないですが、アニメ版のファンには聖地らしいです。アニメを見てない田舎在住の人間から見れば「ありがちな無人駅」以上のものではないのですけれども。

(ノートは別として)アニメを匂わせる物は見当たらず……と思ったら作中での重要アイテムである例のプールでの2人の写真が写真立てに入れられて置かれていました。知っている人しか分からないこういうアイテムは上品ですね。

上諏訪神社

小説ではかなり大げさな祭り(2巻 p139)が主人公たちの住所の近所の神社で有りそこで重要な事件が起こるのですが、ロケーション的にはこの神社になるはず。もっとも小説中で描写されるような――方向音痴の樺恋はともかくとして深衣奈までもが迷子になる程の――大規模な祭りが出来るような場所ではないですが。それは南岸にある湖畔最大の森城址(仁科神社)にしたところで五十歩百歩ですし。

小説での描写に合うのはむしろ、あがたの森に程近い筑摩神社夏祭りあたりか。こちらなら充分に迷子になれる規模と人出です。

もっとも、そもそも原作アニメではお祭りなどは無く話をしただけの場所のようですが。

拝殿中の賽銭箱のすぐ後ろ、ご神体との間を遮るように大きな円い鏡が置かれていたのですが、これは何の由縁なのだろうか? 九州あたりにしか無いはずの銅戈が何故かつたえられていたりと、謎な神社です。


と、一通り巡っていたら雨が上がったので公園に戻って続きを読んでみたらば、今度は(先に挙げた)祭りのシーンが。神社のシーンなので近所に湖畔最大のその仁科神社があるのでそっちへ行って読もうかと思い行ってみたのですがおよそ本を読むような雰囲気の場所ではなく。(城跡だし)

その先を突っ切って安倍神社にまで行ったらば人のほとんど居ない湖畔のキャンプ場が見えて来たので「どうせなら木崎湖を見ながら読んだほうがいいや」とそちらへ出てしまい桟橋の先端に座り湖の中で悠然と続きを読む事に。

……帰って来てから調べたら、そこってみずほ桟橋なる有名な場所だったみたい。偶然とは言え、えらい場所で読んでしまっていたのですね。

もっとも小説中では桟橋どころか木崎湖自体がほとんど登場しないので「木崎湖じゃなく(小説中でも出てくる)城山公園の展望台に登って読めば良かった」などという(思い返せば)もったいない事を考えながら読んでいたのですが。

2005年7月17日

わたしたちの田村くん:竹宮 ゆゆこ

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  • 竹宮 ゆゆこ〔著〕: わたしたちの田村くん
    竹宮 ゆゆこ〔著〕: わたしたちの田村くん
    (18禁方面な)恋愛ギャルゲーのロジックを素直にライトノベルに落とすとこうなるという見本。電撃hp掲載の2作もそうですが書き下ろしの短編『高浦さんちの家族計画』が短い分よくその典型を抽出してます。
    この巻では「ヒロイン2人ともフラグ立ってしまい主人公これからどうする!?」という段階であって「わたしたち」どころかヒロイン2人の顔合わせもまだですので修羅場楽しみは続刊へ持ち越し。でも著者はアレのシナリオライターですから修羅場に進まずヒロイン2人が……穿ちすぎ? 2005年6月23日 (★★★)

イラスト:ヤス HP ヤスケン。

出版:MediaWorks 電撃文庫 (紹介)

あがたの森で『おねがい☆ツインズ』読んでみたり

旧制松本高校いやおねがい☆ツインズ原作アニメは見たこと無いのですが、せっかく地元に住んでいるのですしご当地に行って読んでみるかと。小説版の著者はエロノベルでは定評のある雑破業氏ですからひどい出来にはならないだろうと期待できますし。

中庭旧制高等学校記念館付属の軽食喫茶でナポリタン(エビ入り)を食べてから中庭のベンチで読書。季節も作中の場面(梅雨時)に合っていて良い感じ。

校長室それにしても、りっぱな文化財を普通に公民館として使っている(私もSFのサークル活動で使った事あり)というのも考えてみると凄いよね。

フルチン銅像1巻目を読んだ分では

大きく開け放たれた正門の向こうには古びた木造の校舎があり、「コ」の字型のそれを屋根を越す木々が取り巻いている。(p206)

というのと

木の窓枠を押しあげて窓を開くと、(p208)

というあたりがここっぽい描写でした。

……次は木崎湖、だな。(笑)

2005年7月16日

D.C. ~ダ・カーポ~ #15:ドキッ! 美女だらけのダ・カーポ総集編 ポロリもあるよ

総集編。見逃した7,8,9話は大したウエイトでは扱われていないから見逃してもどうという事も無い話だった感じなので良かった。7話来栖川水越家はリッチというだけのエピソードで、9話もまた進展の無い横恋慕話みたいだし、そして8話は今回と同じく総集編。

……もっとも今回の総集編で紹介されている音無さくら以外のヒロインも結局どうでもいい存在のようですし――当て馬としてすらさくら以外は必要無いわけだし――D.C. って話の内容の無い話だなぁ。かといってギャグやコメディーが面白いわけでもなし。(というかキャラが多すぎて拡散して「キャラ紹介」レベルで終わっている)

杉並
「この先、萌えは一切無い! あるのは泣かせのみ! 主人公、朝倉純一を巡り7人もの美女が血で血を洗う壮絶な死闘を繰り広げる!!」

という後半戦に期待しましょう。


サイドストーリー:
眞子音無ってクラスメイトで友人の割に一緒に行動する場面が少ないよね。まあ眞子の面倒を見るので手一杯だし音無には風紀委員としても幼なじみとしても親しいわんこが引っ付いていますから、2人だけでつるむシーンが出ないだけなのでしょうけれども。

ヴぁんぷ! Ⅱ:成田 良悟

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  • 成田 良悟: ヴぁんぷ! 2
    成田 良悟: ヴぁんぷ! 2
    お 子様たちの話。お子様な話。まだ伏線。次巻に続く。(設定上の年齢はともかく)「大人」のキャラが出てこないのは作者の特性なんでしょうが、(設定上の能 力はともかく)内面が皆大差無いのでキャラが区別できません。後編『ヴぁんぷ!Ⅲ』で西瓜と甲冑君と博士の宿命にちゃんとケリを付けられるかな? 2005年6月19日 (★★)

著者 HP RESISTANCE 黒子SHOW シリーズ解説

イラスト:エナミカツミ HP namihei’s room

出版:MediaWorks 電撃文庫 (紹介)

ARIEL星雲賞受賞!

日本長編部門を受賞した模様。笹本祐一氏は1999年に同じく星雲賞日本長編部門を『彗星狩り』で、『宇宙へのパスポート』および同『2』にて2003年、2004年ノンフィクション部門を連続受賞という常連ではあるのですが、めでたいです。もっとも参考候補作のリストを見ると、おおよそARIELシリーズ完結に対抗出来そうな代物は皆無でしたけれども。

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D.C. ~ダ・カーポ~ #14:わんこなショッピング

第14話美春の話――に見せかけた音無の話――のように見えてやっぱり美春の話。D.C. のわりには深めの話。でも相変わらずロボ子である事が話に全然関わって来ないですけど。

しかし彼女は朝倉兄妹の事をどう認識しているのだろうか? 単なる「仲良し兄妹」以上の物に見ているようですが……。いずれにしろさくらとは違い推進側なのでしょうけれども。

つーかネジを巻かなくてはいけないという設定もどこかに飛んでしまっているような。バナナ食ってれば大丈夫なのか?


サイドストーリー:
(本編では眞子と一緒にを物色するシーンしか無かった)先輩の話。海の日合わせ(違)で海生生物特集。楽しい海。危ない海。まったりとした海。それを満喫するネコの人の視点から見るとその海の風景の一部。
第11話分サイドストーリーさくらの話と対比的な物のよう。さくら意思だけれども単なる存在。漁師のおじさんの薀蓄もどこ吹く風のマイペース。

2005年7月14日

D.C. ~ダ・カーポ~ #13:さくらの胸♥騒ぎ!?

3話ずつ公開だけどやっぱり地道に1話ずつ見る事にしよう。

D.C. 第13話:さくらの胸♥騒ぎ!?

 初音島にある熱帯系テーマパーク”ジャングル王国”に遊びにきた面々は、プールやショー、バーベキューや温泉と王国全てを満喫していた。

バナナワニ園だったら美春大喜びだったのに。鍋は闇鍋――って持ち込みは駄目だってば。(笑)

ドタバタに徹しているせいか D.C. のくせに面白かった。(あくまでも D.C. の割には)

しかしその代わりにサイドストーリーの方がつまらなく。まあゼンマイちゃんの素朴な好奇心、という事で一応キャラは踏んでいるわけですが。

しかし『さくらの胸♥騒ぎ!?』というよりも『の胸♥騒ぎ!』だったような気が。つーか 女の子はハート ってそれではが胸は有ってもハートが無いみたいでアレだ。いや彼女は何かが足りない事は確かですけどね。足りないというか抜けているというか。


バスの席順
美春 杉並 音夢
通路
ことり さくら 純一
眞子

微妙な配列だ。純一の隣なのは話の都合としても、美春音無と別れているのは不自然かも。眞子&さくらというカップルは意外と合いそうですが。

2005年7月13日

D.C. ~ダ・カーポ~ #10~#12

前回から1セット3話(#07~#09)見逃してしまった。2週間も公開されていたのに。

第10話:あなたに聴かせたくて

鍋姉妹が鍋食ってない!!

第11話:外にでよう!

鍋は? 鍋は!?

第12話:恋人ごっこだからね!

もみじ鍋キターーーーー!!


対決をあえて避けているような振るだけ話の本編はさておき、サイドエピソード (いわゆる SS というヤツ?) がいい感じ。

第10話分:
ことりの話。彼女は言葉も無く見守る存在がいいのかな。彼女の場合「他人の心が読める」という能力が「他人の心を常に気にする」というハンディーにしかなっていないわけだし。
第11話分:
ファインダーの中のエキゾチックな風景を好奇心で眺める「部外者」であった旅行者のさくらが「マネ」をきっかけにその風景に参加しその全景に自分で出会い感動できる話。
この『D.C.』のヒロイン達の中で唯一積極的なキャラである さくら は特権的な位置にあると思うけれども、この手の恋愛ゲームキャラの標準は音無を筆頭に主人公に「理解され救済される」受動的な存在。なのでどうしても「当て馬」「狂言回し」の部外者になってしまう。特に『D.C.』は恋愛物のくせに恋愛の葛藤を回避しているので……。
第12話分:
頼子ウタマル。いい話だ。でもこれがサイドエピソードで解消されちゃ本編の意味が無いような気がしないでもないけど。(笑)

火の山 グイン・サーガ102:栗本 薫

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  • 栗本 薫: 火の山 グイン・サーガ102
    栗本 薫: 火の山 グイン・サーガ102
    イ シュトに続きスカールまで(笑)。みんなガキになって拳(つーか剣だが)で語り合ってすっきりさわやか。雨降って地固まるですね。いや、そんな事よりアリ ストートス久しぶりに登場して大活躍(?)。グラちーも形無し。どうせならアリを表紙にすれば良かったのに。 2005年6月11日 (★★)

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2005年7月10日

真・大日本帝国軍 陸海統合の嵐 2 オレンジ計画の破綻:羅門 祐人

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  • 羅門 祐人: 真・大日本帝国軍陸海統合の嵐 2 オレンジ計画の破綻
    羅門 祐人: 真・大日本帝国軍陸海統合の嵐 2 オレンジ計画の破綻
    前 巻ではハワイ攻略という大ネタでしたが今回は通商破壊/護衛戦一つだけ。でもそれで作戦当事者達の実感と推察をテコにして戦略と世界情勢そのものを浮かび 上がらせる。兵器のディテール面では「兵器マニア」な他の仮想戦記作家に劣り、かといい国家元首クラスの描写に偏る作品だとどうしてもトンデモ(というか SF)に行ってしまう作者ですが、このレベル(運営と作戦)の描写をさせると見事です。 2005年6月7日 (★★★)

イラスト:梶田達二 HP『梶田達二 油絵の世界

出版:学研 歴史群像新書 (紹介)

暗夜変 ピストル夜想曲(ノクターン):青目 京子

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  • 青目 京子: 暗夜変
    青目 京子: 暗夜変
    第11回ホワイトハート大賞優秀賞受 賞作『ピストルノクターン』のリメイク。派手で無理のある設定を小手先でどうにかしようとして安っぽい代物になってしまっている感じ。設定の無茶自体は元 より、それに頼って作品のテーマである「自我の確立」の話が中途半端になってしまっているのが気になりました。というかそれが全部「描写される」のではな く「語られる」ものになってしまっている所が。 2005年5月27日 (★★)

イラスト:たかなぎ優名 HP CYPRESS 特設ページ

出版:講談社 X文庫 ホワイトハート (紹介)

米英日悪の枢軸テロ三態

七夕に起きたロンドンの七七事変同時爆破事件ですが。こういった計画的な犯罪行為よりも日勤教育の恐怖が起こした単なる事故の方が破壊力があるというあたりに皮肉なものを感じます。まあテロリズムというのは恐怖を撒き散らす事が目的で人を殺すのが目的ではないですから同じく鉄道での事件であっても直接比較するのも何ですが。

今回のイギリスのヤツに、アメリカの 9.11、日本の地下鉄サリンと現在の海洋覇権帝国構成三ヶ国でのテロを並べてみるとそれぞれの国の特徴をよく反映している感じ。

イギリスのは基本的に「いつものテロ」で(IRA じゃなく القاعدة 系なのが目新しいですが)初の海洋世界帝国建設者としてテロの標的になるのは所定の要素でしかないでしょう。

アメリカのアレは逆に 殴ったね、父さんにも殴られたことないのに!! な新興坊ちゃん国家がブチ切れて暴走中。真に怖いのはテロリストでも独裁者でも無く民主国家の世論である事を世に知らしめています。

日本のは……富士山麓にオウム鳴く な理系的オカルト集団の内閉的世界観が現実に漏れ出した結果、なのでしょうね。テロリズムというよりもヒッキーの自損と見るべきか。少なくとも具体的な「日本政府の政策への批判」等を目的としていたわけではないようですし。

オウムのアレはともかくとして。政治的権利が万人の物となったフランス革命以後の世界においては、もはや王侯貴族を対象限定の暗殺に留まる事は無いわけで、その権利者である民衆そのものへの恐怖を目的とした無差別テロは回避不可能。せいぜい「テロでは大勢は動かない」という実績を積み重ねる「打たれ強い社会」を維持するしか手立ては無いでしょうか。

2005年7月 4日

『純』が無期延期

純は発売日が無期延期となりました。申し訳ありません。

      ただいま、弾光一郎は、しゃにむに仕事を受けています。
      原画、彩色、シナリオ、脚本、プログラム、などなど、
      寝床のダンボールと、お気持ちさえあれば、北は北海道から南は沖縄まで飛んでいきます。

      でも、本職はプロデューサーだったりします。

      コンシューマメーカーさんから同人さんまでご相談ください。仕事やるぞ係までメールをお待ちしております。

(DaNCOのホームページ より)

前作『まるコン』が良かったので期待していたのですが……なんだか大変なようす。このまま発売中止なんでしょうか。残念です。

近頃いい作品はみんな潰れて行くなぁ。『ロボこみ』とか『チェンジング・ナウ』とか。『撲殺天使ドクロちゃん』とかも大丈夫だろうかと不安になってしまいます。

2005年7月 2日

いつのまにか counter が 15,000 を

超えてる。

現在 15,345 count。10,000 count が 5月31日だったので、一ヶ月につき 5,000 count くらいの水準で落ち着いた感じかな?

これが世間的に多いのか少ないのかはわかりませんけれども、ともかく読んでくださる方がいるのは嬉しいです。愛読してくださっている方にも検索エンジンで引っ掛けた人にも感謝。

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