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2005年7月25日

D.C. ~ダ・カーポ~ #16~#18

さくら裂く未来 濃い夢♪

第16話:出来損ないの魔法使い

激辛四川

第17話:届かぬ想い

第18話:二人だけの秘密

今まで停滞していた話がいきなり少女漫画じみた修羅場話になり一気に設定開示されあれよあれよと言う間に告白して終結。

これが同時期(2002年の4月と6月)に原作PC版が出た『Wind -a breath of heart-』だったらここから本題の第2部が始まり救いようの無い停滞と向き合う事になるわけですが……、D.C. はこれからどうなるのだろうか。最終回までまだ8話もありますし。

しかし音無、「この娘いい子だな」と思える部分が全く無いメインヒロインなのが痛い。さくらは少なくとも停滞を自覚して脱出するべく努力していますが、音無のは既得権益の確保でしか無し。

対照のための外野水越姉妹は物語上の機能のための存在だから(杉並とあわせ)脇に置くとしても、気遣い過ぎ読心少女ことりに、それを気遣うさくら、そして他人の願望のエージェントであるねじ式ロボ娘美春やねこみみメイド頼子は言うまでも無く。みんないい子だ。

……首に鈴つけて純一が振り向くのを暗黙のまま期待し、しっかりと薬指に指輪をゲットした音無を抜かせば。

さてこの敬語使い義妹、このまま純一の真の肉親(従兄妹)であるさくらを蹴落としてバージンロードを驀進するのでありましょうか。


サイドエピソードの方も本編の進行と微妙に連動して来た感じ。

第16話分:

頼子の女性的な性的夢。ついこのあいだ外を出歩けるようになったと思ったら今度は夜徘徊するようになりましたか。彼女は部屋を出られぬ飼い主の願いを代行する役目ですが、そのロマンの向かう先は本編の方のテーマである純一音無のカップルの姿であったわけで……。

第17話分:

15話のサイドエピソードでは、はケータイの向こうに居て異界に迷い込んだ音無眞子を眺めていただけなわけですが、今度は2人と一緒に不思議の国の萌。

音無「お願いは黙ってするものですよ」

というわけで最後のアレは誰の願いでしょう? 本編の方も設定開示じみた話でしたが同じく「願い」が「停滞」から「変化」へ変わる事を象徴しているのでしょうか。

というかこのサイドエピソードのシリーズ自体が「純一の見る誰かの夢」という見立てなのかも。つまり当人の願いであると同時に純一が彼女たちに望む変化の姿。

第18話分:

本編のみならずサイドストーリーでのネコの人も設定開示。つーかネコの人、いつから生きているんだ?

いやそもそもサイドエピソード自体が純一の見る夢ならばネコの人は不特定多数である「視点キャラ」でしかないわけなので、つまりこれは「夢の中で夢を見る」つまり夢を自覚しつつある、という話、なのか?

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